So-net無料ブログ作成
検索選択

呼出し一(はじめ) [青春/自分探し]


呼出し一(1) (モーニングKC)

呼出し一(1) (モーニングKC)

  • 作者: 中村 明日美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/23
  • メディア: コミック


「お前 明日一人で 両国国技館へ相撲を観に行け」

萌えの街秋葉原を抜けると そこは「両国」だった―
ハレの土曜日 しかも生まれてこのかた18年と一ヶ月
人生で初めてできた彼女との 初のデートの日だというのに
なんでオレがこんなところにいるのかというと…

夫婦揃って相撲バカの両親
夕方になると大抵 二人はテレビの相撲中継にかじりついてる
そんな両親だから昔から事あるごとにオレを相撲部屋に入れたがってた
そして今日 彼女ができて浮き立った気分のオレに両親が言うことには
「お前 相撲の呼び出しにならないか?」
「やだ!」
元々相撲には全く興味のないオレ
しかしその後 やむにやまれぬ事情で両親が
楽しみにしていた相撲観戦に行けないことになり
オレは親父の厳命で わざわざ彼女に
明日の待ち合わせの時間をずらしてもらってまで
代わりに相撲を観にいくことになったとさ
は~あ なにやってんだろ…

モーニングで連載
独特の艶のある耽美な世界を描く 中村明日美子氏の
相撲の「呼出し」をテーマにしたマンガです
呼出しと言えば 力士が土俵にあがる前に
「ひがぁし~~ 〇〇山~ にぃ~しぃ~~ 〇〇海~」
と言ってる あの呼出しです
相撲バカの両親に言われて 強引に相撲観戦に行かされたハジメ
全くその気が無かった彼が しかし実際に目の前で力強い力士達のぶつかり合いを見
偶然会話した力士達の人となりに触れて
徐々に相撲に惹かれて行く… というお話です

中村明日美子氏の作品は私はこれが初めてでした
それまでは妖艶で少しダークな作風のボーイズラブ作家さん?という印象だったのですが
相撲の「呼出し」を扱ったマンガというもの珍しさと この「つるん」とした
清々しい青年の表紙が気になって購入してみました
いや 普通に面白い青春マンガでした!(ファンの方スイマセン(;´▽`A``)

まずは絵がイイ
艶のある描線が 力士達の清潔な顔立ち ここ一番での鋭い目
力士特有の丸いボディライン そこから生える筋肉質な太い指!と
躍動する姿が 実に巧みに描かれています
いや本当 線の細い男性ばかり描いてる方かと思ってましたが(失礼!)
黒目がちの年下の彼女も可愛いし 国技館でハジメが出会う女性は綺麗だわで
全く明日美子氏の印象ががらりと変わりました

相撲といえば もちろん相撲界特有の言葉
そして土俵の周囲にいる人たちの役割なども
全く相撲を知らないハジメに 国技館で会った女性が教える形で
数多く紹介されていきます
関取 幕下 なんて階級は元より
国技館内で立ち働く人たちや お客さんに配られるお土産 そして
両親がハジメに強く勧めた「呼出し」にも階級がある なんてことや
呼出しの仕事が 力士の呼び出しに限らず
周囲の縁の下の力持ち的存在なんだ ということとか…
異世界のような言語たちが 話のテンポを止めることなく
すっと入ってきます

最後には 全く相撲に興味のなかったハジメが
いてもたってもいられず 待ちくたびれた彼女を風のようにさらって
国技館に取ってかえす その畳み掛けるような展開が 実に青春!
彼がこの先どのようにして 呼出しの世界に入っていくのか
そして 彼女との恋は実を結ぶのか
それとも呼出しと恋とのどちらかの選択を迫られるようなことが起きるのか
実に楽しみな 青春マンガです

img341.jpg
中村明日美子氏は どうやら体調を崩されて休筆されてしまうそうで
氏のHPを拝見したとき非常に残念で仕方ありませんでしたが
復帰された際には 是非続きを拝見したい作品でした


中村明日美子氏のHP → 明日美子ビヨリ。(今月いっぱいまで)
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 2

むくむく

単行本で買って夢中になりました。
一巻を何度も読み返して首を長くして待ってま

by むくむく (2013-04-22 23:26) 

meriesan

私も首を長くして待ってますよ
再開して欲しいですね〜
by meriesan (2013-06-23 08:48) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ブログパーツ