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狼の口 ヴォルフスムント [燃え]


狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX)

狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX)

  • 作者: 久慈光久
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2010/02/15
  • メディア: コミック


「仕置き 執行」

舞台は14世紀初頭のアルプス地方
当時の封建領主オーストリア・ハプスブルク家に抑圧された
3つの自治邦の人々が 様々な形でハプスブルク家の力の及ばぬ地方へと続く
峠道にある関所・通称「狼の口」を突破せんと挑む物語

関所を与るヴォルフラムの目は 何人たりとも誤魔化せない!

Fellows!で連載
「人の心を見透かす力がある」とまで噂される
「狼の口」の代官・ヴォルフラム
一見笑顔をたたえた温厚そうなその男を騙しおおせたものは今だ無く
捕らえられた者には苛烈な仕置きが待っている―

各話で主人公が変わり 1巻では3話が収められています
ハプスブルク家に反乱を起こした男の娘とその騎士
ハプスブルク家への反抗のため 主人の命で大切なものを届ける役を担った女
そして同様の目的で領外へ脱出して戦士を育成する任を負った男
いずれも峠を越えようと様々な形で関所の攻略に挑みます

例えば第一話「リーゼとゲオルグ」では
反乱を起こして失敗した男の娘・リーゼを国外に脱出させるため
騎士・ゲオルグはリーゼの自慢の長髪を斬りおとし
従者の使用していた汚らしい衣服を着せ 更には馬糞を顔や頭に塗らせて
「武者修行の旅に出ている騎士とその従者」を装うよう リーゼに強要します
お嬢様として育ったリーゼは その誇りをズタズタに切り裂かれ
一時はゲオルグを恨んだりもしましたが 彼の父への強い思慕を聞き
遂にはそれを受け容れます

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しかし狼の口の代官・ヴォルフラムの目を欺くことはできませんでした
散々に弄んだうえ ゲオルグは射殺され リーゼは捕らえられ 打ち首に処されます
最期の瞬間 ヴォルフラムを睨めつけるリーゼの目!
超人的な精神をもって困難を越えてきた主人公達に
強力なダークヒーロー・ヴォルフラムが微笑を浮かべながら粉々に打ち砕く
このカタルシス そして力強い作画がこの作品の魅力です

…どうでもいいことですけど ヴォルフラムって性格も姿形も
「スレイヤーズ!」の神坂一さんとあらいずみるいさんの描く
人を食ったようなキャラに似ていて 個人的にすごくスキ


【狼の口 2巻】

狼の口 ヴォルフスムント 2巻 (ビームコミックス)

狼の口 ヴォルフスムント 2巻 (ビームコミックス)

  • 作者: 久慈光久
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2010/10/15
  • メディア: コミック


生きること即ち戦いよ みんな命懸けて生きてる
そして人生の終わりに選んだ生き方の代償を支払うの


民草に圧制を強いるハプスブルグ
シュヴァイツ・ウーリ・ウンターヴァルデンの森林三邦は手を結び、自由を獲得する戦いに出た―
その動きを叩き潰すべく、反乱分子の狩り出しが一段と苛烈さを増すハプスブルグ。
そして「狼の口」もまた、代官ヴォルフラムによって更に苛烈に、更に残忍に
独立戦争という名の反乱分子への圧力を強めていった…

ということで待望の2巻でございます。
今回の表紙は何かの暗示かと思ったのですが、こうなるとはね~!
前・後半2話となった「ハンスとエヴァ」は、強大な力をもって支配するハプスブルグ家に対抗するため、
薄氷を踏むが如き闘いを強いられている森林三邦側のお話になっています。
狼の口は出てこないのですが、しかしそれは十分な圧力となって
万が一にもヴォルフラムに計画が漏れ出さないよう、障害になるようなことには
容赦の無い行動をとらせることになります。
このジリジリした逼迫感が相変わらずすばらしいんですよね~
そして3話目は大きな絶望と、その後に希望を配して次巻につづく!となります。
相変わらず主人公達がありとあらゆる辱めや苦痛に耐え抜いた先に、ヴォルフラムの一声で
奈落に突き落とされる展開と、その中で尚、わずかばかりに生き残った人たちが
反抗の狼煙を今まさに挙げんとしている。早く次の巻が読みたいですね!
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