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とうちゃんロボ [ハートフル]


とうちゃんロボ (ビッグコミックス)

とうちゃんロボ (ビッグコミックス)

  • 作者: 小泉 ヤスヒロ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/07/30
  • メディア: コミック


「…うむ 学習したのだ」

会社でロボット製作をしていた父が亡くなり百か日を迎えたこの日
男手一つで育てられた矢野井家の遺児達に 父の勤め先の会社から
へんてこなロボットが届けられた
それは どんくさくて 電気食いで いいとこ無しのダメダメロボ
しかしそんなロボには 研究に没頭してあまり家族を顧みることの無かった
亡き父親の溢れる愛が受け継がれていた…!
天涯孤独となった3姉弟とお父さんみたいなロボの
家族の絆を描くハートフルコメディ

ビッグコミックオリジナルにて連載 全1巻
購入のきっかけは この簡潔にしてインパクトのあるタイトルと
いかにも地味目なフォルムのロボが描かれた表紙です

「ロボが家にやってきた!」モノ…というジャンルがあるかどうか分かりませんが
このジャンルにもちょっと弱いんですよね ワタシ(;´▽`A``
「とうちゃん」とタイトルにわざわざついてますが
この作品の魅力は 何といっても「ロボの包容力」とでも言うべきもの
超有名な「ドラ○もん」を引き合いに出すまでも無く
そして最近では「イヴの時間」もお勧めですが とにかく
「自分のことを一番に考え 自分のためを思って行動してくれる」
ロボにはそんな一途で 自分の意思を一番に尊重してくれる
親のような包容力があるのが魅力だと思っています
「ただプログラムどおりに行動してるだけ」
なんてセリフ このジャンルでは良く出てきますが
このマンガでは ロボを製作していく過程で 矢野井パパが
ロボに語って聞かせるシーンが何度も出てきて
確実にロボに「心」があるかのように描写されています

母に続いて父までも亡くしてしまった3姉弟
小学生の弟二人を抱え 長女・真瑠子(まるこ)は
自分が幼い弟達の親代わりになろうと 教員になる夢を諦め 就職の道を選択します
そんなところへ突然やってきたロボ
父の遺作にもなったロボは しかし力の加減を間違えて冷蔵庫の取っ手を引き剥がしたり
学習して失敗しなくなったと思うと 今度は動作があまりにも遅すぎたりと 全く良いトコ無し
「もう何もしないで!」
と真瑠子に怒られるロボ まさに休日に邪険にされるお父さんみたいな感じ(;´▽`A``
しかも「自律型」で必要とあれば真瑠子の指示をあっさり拒否して
真瑠子たちのお父さんだったらこうする というルールで行動するのです
この行動が本当に家族思いで 亡き父親の面影を偲んで泣き所になるのですね
父親本人がそうするよりも
「あなた達の父親だったら こう考えるだろう」などと
伝聞調に家族思いの行動をされると 感動の効果は5割増しくらいになる気がします
ある意味卑怯です(;´▽`A``

img351.jpg
残念なところを挙げるとすれば お話がちょっとベタ過ぎかなあというところでしょうか
あとロボがカタカナでしゃべらないところw
普通に漢字かな混じりの文体で喋っているのですが
そのロボゆえの素朴さ 純粋さが薄れる気がします
それからお父さん役だからなのか 少々説教くさく多弁なところも残念かなあ
でも 真瑠子に怒られ 不器用さを他人に笑いものにされても
「失敗しても 何度でもトライすればよい」 と語るそのロボの姿は
やっぱりロボットモノはいいよなあと思わせる良いキャラクターだと思えますね
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コメント 4

Dr.J

私も読んでみました。
 試作品のせいもあって、実用性はまるで無いダメダメロボット。しかしその人工知能は、現在の技術ではとても実現できない、そもそも実現可能かどうかすら判らない、途方もなく高性能なものです。
 もし現実に、これほど人間に近い人工知能が実現できたなら、それは文字通りの奇跡であり、造った人物は、史上最高クラスの天才でしょう。
 三兄弟の父親が、ロボを製作するに当たって、実用性よりも「人間に匹敵するような人工知能の実現」に重きをおいていたことは間違いないとして───なぜ、「相由河製作所」は、そのことを宣伝材料にしないのでしょう?
by Dr.J (2010-08-01 21:07) 

meriesan

コメントありがとうございますヽ(‘ ∇‘ )ノ
そうですね。仮に現代に作中に出てくるロボの人工知能が再現できたとすれば、それはとんでもない功績ですね。
ロボは元々介護用に作られたと作中でも述べられていますが、もしもロボが無事テストを終え、商品化される際には、人の暖かみを持った「性格」は間違いなく売りになったでしょうね~
by meriesan (2010-08-02 03:18) 

Dr.J

 ロボの人工知能のすごさですが、まず、人間とちゃんと筋の通った会話ができるような人工知能は、現在まだ実現されていません。一見そう見えるようなものは有りますが、会話の内容をちょっと突き詰めれば、破綻してしまうものばかりです。
 また、物事を目で見て理解し、判断し、学習できるのもすごいことです。周囲の状況を目で見て判断できるような人工知能は有りますが、いずれもその能力は極めて限定されています。

「とうちゃんロボ」の続編が描かれるとした場合、この人工知能だけでも充分商品価値が有るのでは? 親が留守がちな家庭で子供の相手をしたり、一人暮らしの老人の話し相手になったり……。
 ロボの人工知能のコピー、またはその改良型が、そんな役割を果たす話を読んでみたい気がします。

 それに考えてみれば、ロボのメインコンピューターは、ちょっとしたスーパーコンピューターなみの性能があるはずです。そうでなければ、あれほど高度な人工知能を稼働させられるはずがない。
 数式を目で見て理解することも出来るだろうし、オフィスや研究室などで、ロボの頭部だけを、『人間と会話ができ、誰にでも使えるスーパーコンピューター』 として使うことも可能なのでは?
by Dr.J (2010-08-02 23:56) 

meriesan

リアルに考えてみると、確かにそのスペックに焦点を絞ったお話の展開も考えられますよねー。
とはいえロボが矢野井家の子供たちに細やかな配慮ができたのは、スペックが高性能であることはもちろんでしょうけれど、どちらかと言えば博士がロボに語ることでインプットした家族のエピソードが重要ですよね。
量産型が発売されたとしたら、そういうインプットからはじめる必要があるでしょうから、徐々にその家庭のことを覚えて家族になっていく過程を描くお話も良いんじゃないかなあと思います。
いや~ ロボものの作品はいいですね。
by meriesan (2010-08-03 03:26) 

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