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曇天・プリズム・ソーラーカー [青春/自分探し]


曇天・プリズム・ソーラーカー 1 (ジャンプコミックス)

曇天・プリズム・ソーラーカー 1 (ジャンプコミックス)

  • 作者: 村田 雄介
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/06/03
  • メディア: コミック


友達をまず幸せにしてあげなさい そうすればきっと仲間が出来るよ

久しぶりに直球どストレートな青春物語を読んだ気がします。
大学のチームでソーラーカーを作り夏の鈴鹿を目指す。
その目標に、かつてこのプロジェクトの発起人となった元教授の父の夢を乗せて挑むヒロインの潤子、
そして幼い頃父を交通事故で亡くし、以来溶接工として働きながら苦学して大学を受験しようとしている
主人公の翔太が、紆余曲折を経てソーラーカーレースの舞台に立つ、という物語。
高校のロボコンじゃなくて大学のソーラーカー。
ジャンプSQで連載するにしてもキャラクターの年齢層も題材もイマイチ地味なのに、
しかし載せてくるドラマはなかなかにシヴい。

ジャンプSQで連載。全2巻。
「MOONLIGHT MILE」や「FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE」(原作)で
ハードSFを描く太田垣さんを原作者に、「アイシールド21」や、このマンガの1巻と同時に
刊行された「ヘタッピマンガ研究所R」で少年誌向けのマンガを描いていた
村田雄介さんが作画を担当しています。
Twitterで話題にされてる方がいらしたので読んでみました。

交通事故で父を亡くしてから女で一つで育てられた翔太。
今は叔父の好意で空きガレージに住み、工場で資金を貯めながら
大学受験をしようと勉強もする苦学生。
そんな彼のガレージに、叔父のはからいでソーラーカーをづくりをしている
近所の大学生のグループがやってくる。更に叔父は彼らの不得手な
溶接の部分をサポートしてやってくれと翔太に協力するよう言ってくる。
始めは大学生へのやっかみも手伝って大学生たちに反発する翔太だが、
彼らの…特に潤子がソーラーカーに向ける並々ならない真剣な眼差しに、
翔太は次第に心を開いていく…
というようなお話。
これに後に発覚する翔太と潤子の意外な因縁が、ソーラーカー作りを通してものづくりの
チームワークの素晴らしさを描く!…だけではない、深くて重いドラマになっていきます。

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とはいえお話としてはそれほどフクザツではなく、むしろ伏線が見え見えで
先の展開が読め読めというか…(;´▽`A``
2巻完結だからやっぱりその辺は限界があるのだろうけれど、この辺に一波乱くるような~
というところでキッチリトラブルやアクシデントが置いてある愚直なまでのお約束。
しかしその度に周囲の大人たちや仲間同士が手助けやアドバイスに現われ、
時に戸惑う子供のような表情を覗かせつつも、ただ一方的に守られるだけではなく
自力で周囲の大人たちに自分の意志と覚悟を示す大人の面も併せ持つ。
マンガの中では少年が大人顔負けの胆力を持っていることも珍しくは無いけど、
大学生という年齢設定が、リアリティを感じさせるのですね。
いや~…ジャンプSQって少年誌ですよね?(;´▽`A``

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そしてお話の筋としては物足りなさはあるけれど、それを補って余りある村田さんの作画が
個人的には凄く良かった。
ソーラーカーチームの学生達と打ち解けるまでの暑い夏。
チームの人々と協力し、大学を受験しようとしている自分を応援してくれる仲間を得る歓びの秋。
そして雪のちらつくある日、翔太と潤子にとってターニングポイントとなる冬。
受験を経て再び暑い夏に、彼らは完成したソーラーカーをもって鈴鹿に現われることが出来るのか?
そして潤子と翔太の二人の関係は…?
見所はやっぱり2巻の後半からですね。
1巻の間は肝心のドラマが見え見え過ぎて、2巻購入を微妙に躊躇ったりしたのですが、
シーンが激しく動き出す後半はアイシールドでならした村田さんの描くソーラーカーが
抜群の緊張感と爽快感をもって描かれます。
ソーラーカーの形状はああだし、エグゾーストノートの響きもしない静かなレースなのに、
あれだけ見せるのは凄いよなあと。


1話試し読み → ジャンプSQ公式
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