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スマイルプリキュア! おはなしブック! まるごとスマイル! [ファンタジー]


スマイルプリキュア! おはなしブック! まるごとスマイル! (講談社 Mook)

スマイルプリキュア! おはなしブック! まるごとスマイル! (講談社 Mook)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/08/08
  • メディア: コミック


みんなの笑顔 幸せ未来 ハッピーエンドをうばうコトはゼッタイさせないっっ

七色ヶ丘中学校に転校してきた星空みゆきは、絵本が大好きな中学2年生。
転校初日のある日、不思議な絵本から飛び出した絵本の国メルヘンランドの妖精・キャンディと出会い、世界をバッドエンド(最悪の結末)に変えようと企むバッドエンド王国からメルヘンランドを救うため、伝説の戦士プリキュアとなって戦うことを決意する。
メルヘンランドの女王・ロイヤルクイーンによって封印された皇帝・ピエーロを復活させるため、度々人間界に現れては人々の絶望のエネルギー(バッドエナジー)を吸い取ろうとするバッドエンド王国の3幹部。みゆきと、同じくプリキュアとなった4人の仲間、そして妖精・キャンディたちは共に連携してこれを撃破しながら、そのたびに仲間を大切に思う気持ちやそれを幸せに思う心、常に笑顔でいることの素晴らしさを学んでいくのだった‥。

今回はテレビ朝日系列で2月から放映されているTVアニメ「スマイルプリキュア!」のコミカライズ版をご紹介します。
前回こちらではスマイルプリキュア!の2作前になる「ハートキャッチプリキュア!」をご紹介しています。
その時は結局本編アニメをロクに視ること無く採り上げたのですが、今シリーズはプリキュアのお話の面白さに目覚めてすっかり日曜朝にいそいそとTVの前に座る習慣ができましたので、プリキュアシリーズのコミックを担当されている上北ふたごさんによる今回のスマイル本は待ちに待ってた、という感じなのです。
それではご紹介してまいりましょう!

アニメをご覧の方であれば何をか言わんやですが、まず簡単に物語説明をば。
プリキュアは東映アニメーションが制作する変身バトルヒロインもののシリーズで、スマイルプリキュア!はその第9弾目の作品にあたります。
悪の皇帝・ピエーロの復活を阻止しメルヘンランドを救うため、七色ヶ丘中学校に通う2年2組のクラスメート 星空みゆき(キュアハッピー) 日野あかね(キュアサニー) 黄瀬やよい(キュアピース) 緑川なお(キュアマーチ) 青木れいか(キュアビューティー) そしてメルヘンランドからやってきた妖精・キャンディらが力を合わせて、ピエーロによって奪われたメルヘンランドの女王・ロイヤルクイーンの力の源であるキュアデコルを取り戻す戦いをする物語。普段は普通の中学生として生活するみゆきたちの前に、ピエーロ復活の為必要なバッドエナジーを手に入れようと、人々を不幸に陥れるバッドエンド王国の幹部が現れ、毎回手先として召喚されるアカンベェという魔物をやっつけて幹部撤退、ハッピーエンド、というのが基本的な流れです。

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毎回様々な能力で襲い来るアカンベェに苦戦しながらも、最後は仲間との友情や人々を思いやる心を炸裂させて大逆転するプリキュアたちのバトルシーンもさることながら、みゆきたちの普段の生活パートのコミカルさも魅力です。基本的には幼児向けに創られたアニメではありますが、絵柄が大人の私達が観ても違和感のない可愛らしいものであるのも大きいでしょうね。
そしてそれらの魅力を少女向け雑誌「なかよし」誌上でも見事に再現してみせる上北ふたごさんによるコミカライズは、何故毎回単行本ではなくムック本という形で出るのかと惜しい気もするくらい良い再現度なのです。

さて、ようやく本誌の方に言及しますが、今回のこのムック本にはスマイルプリキュア!の全おはなしの半分までを収録しています。アニメでいうと先月放映された23話まで。復活した悪の皇帝・ピエーロに対抗する新しい力・プリンセスフォームを得て撃退するまでを描いています。
コミックの話数としては各9ページで7話。コミックの前にはスマイルプリキュア!のあらすじとキャラクター紹介が掲載され、コミックの合間や後には10月に上映されるプリキュアの映画の紹介や他の関連ムック本の宣伝、コミックの最後にちょこっとだけ描かれた各プリキュアのプリンセスフォームの紹介、そして最後にスマプリ関連のグッズの紹介などが挿入されています。正直宣伝はいいから単行本で読みたいな、と思わなくはないのですが、ムック本の影響で紙質は単行本より良い感じがするので、これはこれで‥とも思わなくはなかったり。
というのもお気づきとは思いますが、上北さんのコミックはページ数が異様に少なく、9ページをうまくやりくりしてアニメの1話分を描こうとする為に、キメの大ゴマあたりで各プリキュアがキメポーズをしている絵を描いただけでも相当の細かさになるんです。それでいて子供が読んでも情報過密にならないよう読みやすいように情報が整理されているので、普段私達が読んでいるマンガと比べれば正直言って話の展開が異様に早く、端折られていると感じる部分も多分にあります。けれど逆に毎回9ページにプリキュアたちの楽しい普段の生活を描き、更には敵の登場から撃退までを綺麗にまとめる力量は相当なもの。幼年誌とは思えないほどの細かい描き込みや、5人のプリキュアが一斉にキメポーズをとる大ゴマなどはさすがアニメーターでもいらっしゃる上北さんという感じです。

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お話としてはピエーロ戦となる最後の2話こそ原作のアニメの話と大体同じになっていますが、それ以外の話はアニメ本編の物語を巧く料理して物語を作り上げていて、アニメ本編を観ている人にはちょっとした後日談みたいになってる回も出てくるのでより楽しめると思います。特にプリキュアの新必殺技・レインボーヒーリングを会得する回は、アニメとは異なるシチュエーションなのですが、冒頭のキュアデコルの話とうま~く繋がっていく構成が素晴らしい。
それと話数の関係かお話のメインはヒロインのみゆき一本に絞られています。なので基本ドジっ子なのに、些細な幸せを見つけ出しては「ウルトラハッピー」と喜ぶ超ポジティブヒロイン・みゆきの大活躍でピンチの皆が気を取り直して大逆転!という流れも多いですね。みゆきがどんな時もポジティブな言動をするのを指して れいかが「言霊」を持ち出す回は、ある意味みゆきのポジティブ、ここに極まれりという感じでしたが‥(^_^;)

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私は基本みゆきファンですので大満足なのではありますが、そんな私をしてもちょっと惜しいなと思ったのはキュアピースの「ぴかりんじゃんけんが無い」ところです‥かね‥
バッドエンド王国の3幹部が単純に敵という役割でしか出てこないこととか、みゆき以外のプリキュアたちのエピソードがほぼ描かれないこととか、度々みゆきのポジティブさを他のプリキュアが揃って褒め殺しするところとかw、ページや話数が少ないための不満は挙げ出したらキリはありませんが、けれどそれを差し引いても良いコミカライズだと思います。
何より重要なのは、キャラの絵もお話もアニメと全く違和感がないところ。それでいてコミック版オリジナルの展開でうまくアニメの大筋を消化しているところ。
初めて読むとおそらくその急展開ぷりに多少不満も出ると思いますが、このページ数制限の中で‥ということを念頭において読み返すと、プリキュアシリーズをずっとコミカライズされている上北さんならではの職人芸を感じられ、見方が変わると思いますよ。

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上北ふたごさんのインタビュー記事お前の目玉は節穴か 第13回
インタビュアーの加藤レイズナさんは大のプリキュアフリークで、他の回で多くのプリキュアスタッフへのインタビューをされているのでひと通りご覧になってみるのも面白いですよ!

スマイルプリキュア!OP

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