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四季賞2011冬 ~月刊アフタヌーン付録 [青春/自分探し]


月刊 アフタヌーン 2012年 04月号 [雑誌]

月刊 アフタヌーン 2012年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/02/25
  • メディア: 雑誌


前回の四季賞から3ヶ月、またこの季節がやってきました。
アフタヌーン四季賞のレビューをお届けします。
前回まで非常に分厚かった印象があったので、今回はまずその薄さにビックリしてしまいました
(;´▽`A``
そういえば四季賞ってページ数は描き手の自由なんでしたっけ。今回は3作品が収録されていて100ページにも満たないんですね。前回が200ページの冊子になってるので半分以下です。しかし作品のボリュームとしては小粒でしたが、妙なインパクトを持った作品群であったのも確か。それではご紹介してまいりましょう!

四季大賞 「ただいま!春機発動期!!」 鍋倉純樹
中学3年の春 彼は告白を決意する―
思春期は恋の季節であると共にとても傷つきやすい時期だと思う。
中学1年の頃にとあることから女子に恐怖を抱くようになり、以来2年間女子を避けるようになってしまった佐々木。
そんな彼が席替えで隣になったのは、以前から気になっていた女の子・蓬莱さん。
もちろん話したことなんて無いけれど、明るくて友達が多くて、そしてこんな僕にも友達の様に接してくれる…彼女はきっといい人だ。
(変わりたい…)
彼は生まれて初めてそう思った。

四季大賞は女性に対して極端に内向的になってしまった少年の青春告白物語でした。
自分を含む誰にでも明るくてよく喋って、それでいて優しい。そんな蓬莱さんに憧れと共に一目惚れし、いても立ってもいられなくなってしまう気持ち、解りすぎる。
女の子の立場から見るとロクに目もあわせることなく話したことも無い相手から突然告白されるという、ちょいと何を考えているか解りづらい恐い少年になってしまいそうですけど、彼が取った行動はなんともストレートで清清しいものでした。そして告白された女の子の返答も実にイイんだなあ。ろくに話したことも無いくせに、ましてや女子には以前ひどい目に遭わされた経験があるというのにそれを軽く踏み越えさせる恋のパワー。正に青春!色々と奇跡のようなお話ではあるけれど、告白のシーンからは目を離させない吸引力を持った作品だと思います。
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四季賞 「乗る男」 花輪園人
「べんきょう中 じゃましないこと」
その扉は少女を冷たく拒否していた―
兄は勉強中、少女は妹。兄にかまってほしい妹は、リビングで折鶴を折っている弟に共に兄の部屋の前で一芝居うつことを持ちかける。
「お兄ちゃんが勉強の虫になっちゃう前に、一肌ぬごうぜきょうだい!」
最初は渋っていたが、「弟が少女を叩き潰す」という筋書きに乗り気になった弟。
数十分後、兄の部屋の前で待っていた少女の前に、アルミホイルで作った仮面をかぶった少年が立ちはだかる…
「誰よ あんた…」
「おれは殺し屋 アル・ミホイル 用件は言うまでもあるまい…」
こうして 兄の部屋の扉の前で、幼い姉弟の凄絶なドラマの火蓋が切っておとされた…!

っていうか小学生低学年くらいの姉弟のセリフじゃないだろう!w
と思わず突っ込みたくなるくらいこの二人のセリフがキレキレで笑ってしまいました。
良くできたごっこ遊びとぶっちゃけて言えばそういうことなのですが、ちょっそのセリフ…w
「殺し屋と女」のやり取りというシチュエーションもどうかと思いますが、話が進むにつれてお話がただのごっこ遊びじゃない妙な厚みが出てくるんですよ。そして最後に兄は妹の思惑通り出てくるのかこないのか…!?
この雪だるま式の話の転がし方がうまくて面白いですよ~
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かわぐちかいじ特別賞 「たかえさん」 中世千尋
ある日、公園で読書をしていた青年・悟が出会ったのは、「たかえさん」だった。
初老の女性といった感じのたかえさんは、ワンカップをこよなく愛す自称元・スーパーモデル。
彼女の妙にハイテンションなノリに意気投合した悟は、たかえさんとの底抜けに陽気で、そしてほんのり切ない1日を過ごすことになるのだった…

公園で出会った謎の自称・スーパーモデルのたかえさん。
顔は病的に痩せこけ、瞳はらんらんとしているけれど、彼女のノリが妙に気に入った悟はたちまち親友の様に打ち解けておしゃべりし、缶ケリをして遊んだりします。ええっ!?なに、ていうか何?と思う間もなくその見た目に反して数ページでなんか愛おしく感じさせてしまうキャラクター。情景的にはこう…公園でとある少年が、見知らぬよその子と一瞬で打ち解けて一緒に遊んじゃうみたいな感じなんです。そして最後がなんとも…
大人になってもこういう出会いがあるといいなあ!って思わせてくれる作品でした。

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