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四季賞2009冬 ~月刊アフタヌーン付録 [ハートフル]


月刊 アフタヌーン 2010年 04月号 [雑誌]

月刊 アフタヌーン 2010年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/02/25
  • メディア: 雑誌


100回目となる今回は 単行本では無く雑誌からご紹介します
「四季賞は」講談社の月刊アフタヌーン誌で年に4回募集がある 新人のマンガ賞で
アフタヌーン4月号には受賞作が掲載された小冊子が付録として付いてきます
四季賞の冊子を読むのは初めてなのですが 収録されたマンガは
どれも現在プロで活躍されている方のマンガと比べてもなんら遜色なく読めました

受賞作品は
・四季大賞 「ライオン」 園田ゆり
・四季賞 「ちっぽけで素晴らしき日々」 長谷川和志
・かわぐちかいじ特別賞 「除夜のユキ」 石原雄
・かわぐちかいじ特別賞 「世界のどこかで100m走」 タヤマ碧

四季大賞 「ライオン」 園田ゆり
「ライオンになりたい」
と“自分の将来の夢”についての作文で発表して以来
「ライオン」と名づけられた小学6年生の山風くん
彼はいつも奇妙な行動と不気味な笑顔でクラスのいじめの対象となっていた
一方でクラスメートの優等生でリーダー的存在の烏丸くん
大人の期待に応えることに汲々としている自分に嫌気が差し
そんな大人の決めた“ルール”にはまらない「ライオン」に惹かれ 認めていく物語
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最後に引っ越していく烏丸くんを追いかけてきたライオンへ投げつけた
「何追いかけてきてんだよ」からの烏丸くんのセリフが胸を打ちます


四季賞 「ちっぽけで素晴らしき日々」 長谷川和志
協調性がなく喧嘩っ早いヤンキーとしてクラスで忌避される田中
田中とつるんでいつも田中とツッコミ漫才みたいな会話をしている沖田
そして暗い性格で その見た目から「貞子」とあだ名された転校生の原田さん
3人の高校生が主人公の青春物語
関西弁の会話というのが素晴らしく クラスに馴染めない原田さんに
自分と同じものを感じて何かと気にかける田中が
沖田に相談する時のやりとりが非常にテンポ良いです
深刻な顔で話をする田中に 沖田が軽口で返してつっこまれるという
カラっとしたやり取りになっていて その中にある温かみにじわっときます
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クライマックスは 田中に引っ張られる形で付き合っていたと思われた沖田が
原田さんのためにアクションを起こします
そこからバトンタッチした田中の大立ち回りもカッコいい!
筋としてはありがちかもしれませんが 個人的には一番好きな作品です


かわぐちかいじ特別賞 「除夜のユキ」 石原雄
家がお寺をやっている女子高生ユキ
ユキと幼馴染で 事あるごとに告白してきてはユキに断られ続けるシュウ
もはや惰性で受け流しているユキ 12月の告白も当然断り 年末大晦日―
除夜の鐘を突くことになったユキに なぜか寺にやってきたシュウ
そのとき女友達から突然「シュウが交通事故に遭って亡くなった」という電話が―
そういえば降りしきる雪の中に 目の前にいるシュウの足跡は無く…
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雪の中 大晦日 静まり返った夜の二人のラブコメディ
ラストはかなり衝撃的です


かわぐちかいじ特別賞 「世界のどこかで100m走」 タヤマ碧
「裸で100m走りたい」
昆虫採集が趣味で とらえどころが無くクラスで浮いた存在の宮原君
陸上部でがんばり屋のポニーテール女子・大橋さん
ひょんなことから共通の秘密をもった二人の物語
まずとにかく作画が素晴らしい!
「自然と一体になった感じ」と宮原君に語った大橋さんの疾走する姿が
非常に印象的で 宮原君の脳裏にも読み手のこちらにも焼き付けられます
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選者の一人かわぐちさんも仰っていましたが クライマックスのコマだけは
画竜点睛を欠く といった感じで本当に勿体無い感じでしたが
そこ以外はコマ運びや陸上部の人々の描写が上手いなあと思わせられものでした


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