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四月は君の嘘 (月刊少年マガジン掲載第1話) [恋愛]


四月は君の嘘

四月は君の嘘

  • 作者:新川直司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/06
  • メディア: 月刊 少年マガジン 2011年 05月号


美和が言ってたよ
「好きな人がいると 全部がカラフルに見える」って


それは譜面のように 鍵盤のように
僕の世界は 2年前からモノトーンになった―
音楽教室を営んでいた母の夢は、成れなかった自分に代わって僕を
世界中を飛び回るピアニストに育てることだった。
来る日も来る日も何時間も叩かれながら 怒鳴られながら練習する日々。
それでも病魔に侵され、日に日に弱っていく母が元気になるならと、
僕は様々なコンクールで優勝を重ねた。
けれどいよいよヨーロッパのコンクールを視野に入れた一昨年、母は死んだ…
ピアノは嫌いだ。
かつて天才ピアニストと呼ばれた僕は、それからピアノをぱったりとやめた。
それでもしがみついているのは きっと僕にはピアノ以外にできることが何もないから…
「好きな人がいると 全部がカラフルに見えるんだって」
そう言って屈託なく笑うのは、僕の幼馴染の椿だったか…
そして僕はあの日の公園で、ピアニカを吹く彼女に出会った。
その音は青空に高く、高く溶けていき…
僕の世界を一瞬にして鮮やかに染め上げていった―

月刊少年マガジンにて連載。
さて、今回は単行本をご紹介する当ブログでは珍しい、
まだ単行本化していない雑誌掲載の作品です。
それも新連載で1話だけのご紹介。なぜいきなり採りあげるのかと言えば、
このマンガの作者さんが私が昨年最も面白かったマンガとして挙げた
「さよならフットボール」の著者・新川直司さんの新連載だからです。
私の調べる限り新川さんはTwitterもブログなどもお持ちでないのか、
さよならフットボールが完結してからはどこで何をしてらっしゃるのかと
その動向が気になっていたのです。
それが先日Twitterの電子の噂で新連載が始まったらしいという話を聞きつけたので
矢も盾もたまらず(表現古)普段は買わないマンガ雑誌をお買い上げした次第。
…しかも財布にお金が入っておらず、本屋が閉まる直前だったのでクレジットカードで。
440円の雑誌一冊をクレカで買う男… どこの現金持ち歩かない富豪だよ。
City Jackerか。東京探偵団か。(更に古…)
さて、盛大に雰囲気をぶち壊したところでご紹介をしていきますね。(;´▽`A``

内容はざっくり言ってボーイミーツガールの恋愛ものです。
母の死でピアニストの道を自ら断った中学3年生の繊細な少年・有馬公生(ありまこうせい)が、
彼の事情も良く知る幼馴染の元気少女・椿に半ば強引に、二人の共通の親友である
サッカー部の主将・渡君と、渡君を好きな椿の女友達を引き合わせる会に参加させられ、
待ち合わせ場所で椿に紹介される前に偶然渡君が好きな女の子・宮園かをりに出会った公生は、
公園で青空をバックにピアニカを奏でる姿に一瞬心を奪われる…という筋。

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何かと公生を気にかける幼馴染の椿、一話では一瞬だけど音楽大好きなかをりが
気になりだしそうな公生、渡君が大好きなバイオリニスト・かをりに、かをりをいたく
気に入ったらしい軽薄そうなサッカー部部長・渡君と、三角だか四角関係になりそうな雰囲気ですが
それは追々物語が進むにつれてわかるとして、まずなんと言っても新川さんの描く女の子たちの
あっかるくて可愛いところは大きな魅力です。
テンパると少年みたいに手や足を出してくるところとか、
前作の「さよならフットボール」のヒロイン・希に共通する魅力を持っています。
恋愛ものである以上、女の子らしい面も持ち合わせてはいるものの、
全身で大仰なジェスチャーをしつつ「青春を謳歌しろ!」と公生を元気付ける椿と、
ピアニカをぶん回し、リコーダーで公生の首を締め上げる かをりちゃんとか
飾らないキャラクターがなんとも気持ちいいんですよ。
バイオリニストのかをりと、やめたと言いつつもピアノを自分のアイデンティティーとまで感じ、
完全には離れられないでいる様子の公生…
シーン単位では前述のヒロイン達や、かをりちゃんに出会った時の印象的な見開き、
その直後の張り詰めたシーンの空気をちょっとした笑いに替えるセリフなど、
あらすじ自体はそれほど新しいものでもありませんが、やはり印象的な見せ方は
新川さんならでは。

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音楽を題材にした「四月は君の嘘」
なんとなく切ない感じのするタイトルでどういった表現をするのか、
どういった物語になっていくのか…単行本化が楽しみです。


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