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西洋骨董洋菓子店 [ハートフル]


西洋骨董洋菓子店(全3巻) (WINGS COMICS BUNKO)

西洋骨董洋菓子店(全3巻) (WINGS COMICS BUNKO)

  • 作者: よしなが ふみ
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本


「よろしく橘 いい店にしよう」
「  頼む」


ヒゲのオーナー橘と 天才パティシエ小野との再会
町の小さな洋菓子店“アンティーク”を舞台に
それぞれに過去や傷をもつ4人の男たちの物語です
甘かったり痛かったりのスペシャリテを ぜひご堪能ください―

Wingsにて連載 私が購入した文庫版は3巻で完結
特製のボックス付きで気合が入ってます
いつものようにTwitter でマンガ読みの方々から
「名作」とおススメされていたので読んでみました
よしながふみさんと言えば 最近では男女逆転の大江戸ドラマ「大奥」や
こちらでもご紹介した「きのう何食べた?」などの
すらっとした色香漂う大人の男性を描かれるのが巧い ベテランの漫画家さんです
見た目はすらっと立っているんだけど 気を許した仲間の前では
少年のような表情で オロオロしたり 怒ったり 笑ったり
本当に魅力的に男性を描くんですね

白井財閥の親戚筋にあたるお坊ちゃんで女好きなんだけど
なんでも卒なくこなすヒゲのオーナー橘
一見なよっとして大人しそうな人なんだけど
彼が気に入った男はすべからく惚れてしまう魔性のゲイ・小野
そして網膜はく離で惜しまれつつボクシングから転向し
小野の弟子となった やんちゃな青年・エイジ
親が橘家の家政婦で橘とは幼馴染 背が高くカッコいいんだけど
実は何をやらせてもダメダメちゃんな純情男・千影

「きのう何食べた?」でもありましたが
その菓子がどういった魅力があるのかを事細かに
しかも「なんだか分からないけれどとにかく美味しそう」な説明をする橘の流れるような接客と
店で使用している食器類が店名と同じく美しいアンティークなこともあって
一つ一つがまるで宝石のように描かれる小野の洋菓子が見どころですヽ( ´¬`)ノ

img277.jpg
そして このマンガにこめられるドラマも見逃せません
冒頭に出てくる 橘が小野を手酷くフる場面から始まって
「きのう何食べた?」でもメインテーマとなっている
ゲイの小野の「マイノリティの悲哀」や あちこちで重なり合う個性豊かなお客様たちの物語や
過去のエピソード そして近しい家族の登場 などを経て4人のキャラクターに厚みを加えながら
徐々に冒頭のシーンに至った背景が説き明かされ ラストの橘の物語へと導いてくれます
この物語構成の巧みさはすごいです

橘の身近でずっと支え(支えられ)続ける千影の橘に対する痛いくらい純粋な友情
そして過去に痛みを抱えている大人たちの中で常に前向きに希望に燃えて
その才能を開花させつつあるエイジの物語も見どころです
店にやってくるお客の女性達や 一見堅物の公務員だが
実はあちこちの洋菓子を食べ続けているおじさまなど
脇役のお客様方も実に魅力的です

まとまりのない文章になってしまいましたが
仲間愛 家族愛 ゲイの愛(;´▽`A`` とにかく愛に満ちた作品です
ラストの橘の過去にまつわるエピソードの結末は
男性の作家さんではちょいとお目にかかれない 優しいラストですよ


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