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正義の禄号 [アクション]


正義の禄号(1) (月刊マガジンコミックス)

正義の禄号(1) (月刊マガジンコミックス)

  • 作者: 龍 幸伸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/03/17
  • メディア: コミック


兄貴の弟じゃなかったら オレは何もできねぇのか!?
兄貴がいなかったらオレはいらねぇのかよ


「コレを使って世界の平和でも守っちゃうしかないでしょおーーーー!!」
そう言って久方ぶりに家に帰ってきた兄貴に手渡されたのは、謎の丸い物体だった―
「…頭大丈夫?」
それを冷ややかに受け流す弟・正太は、興味無いとばかりに再びテレビに向き直る。
彼は有名大学を卒業し、警視庁のキャリアの道を行く兄とは対照的に、
永らく引き篭もり生活を続けている少年なのだった。
「はい コレ ケータイと説明書」
しかし兄貴はそんな弟の様子にはかまわず、一方的にそれらを手渡すとさっさと家を辞してしまった。
「ちょっ… まっ…!」
しかし兄の姿は既になく、手には見慣れない形のケータイと説明書、
そして正太の敷きっぱなしの布団にころがる、謎の丸い物体…
なにげなくケータイをいじると、横からブレードのようにスライドしてディスプレイ部分が表れ、
そこには“禄”という文字と『警視庁特務課』の文字が浮かび上がる。
「…へー なかなかやるねー 今どきのケータイは」
その挙動に若干カッコイイもの好きのおたく的興味をそそられた正太。
しかし続いてケータイの起動と呼応するかのように、丸い物体から起動音のようなものが聞こえると、
たちまち球体からほどけるように手足がまろび出る。
そうしてでっかい頭にゴーグルをかけた、子供の人形のような姿になったそれは、
立ち上がると開口一番、大音響で呼ばわった―
「どおりゃああ!! 平和を乱すんは、どこのどいつじゃあああ!!」
引き篭もりの少年・正太と相棒の禄郎の運命の出会いは、ここから始まる―

月刊少年マガジンにて連載。
引き篭もりの少年がヒーローになって活躍するヒーローモノ。
新しいような新しくないような… でも半引き篭もりのオタクが主人公とかは
最近はそう珍しくもないのかもしれないですね。
ある日警視庁の特務課に勤める兄から渡されたのは、
関西弁で喋る謎のロボット・禄郎だった。
正太の“やる気”が高まるとケータイの電波強度のようなゲージが上がり、
禄郎と合体してスーツ姿のヒーローになるというもの。
やる気が中途半端だと、スーツも、それによって増幅される能力も中途半端になっちゃって、
オヤクソクの正太が義憤に燃えるとそれに呼応するように強い姿になれる少年誌らしい
シチュエーションも出てきます。

img932.jpg

お話としては、この警視庁で密かに作られていた禄郎と共に少年が悪を懲らしめる…
というのは1話目だけで、以降は特務課を出奔した禄郎の生みの親の研究員を探して、
禄郎と同じかそれ以上の能力を持った、おそらくはその研究員が新たに開発したと思われる
バトルスーツ姿の敵と戦って成長していく物語…になるのかな?と思います。(;´▽`A``

ヒキコモリ少年を主人公に据えるということで、
正太が引き篭もるに至った経緯…即ち、なんでもできるエリートである
兄貴に対するコンプレックスを脱し、ヒーロー姿の自分の強さに
少しずつ自分の居場所とか意義のようなものを感じるようになっていく姿が描かれます。

お話としては斬新とまではいえる要素はないものの、アクションシーンや
禄郎が正太の身体にくっついて、バトルスーツや武器に変身していくシーンなどは
ワクワクさせるような魅力的な豪快さがあって、さすがの迫力があります。
敵にやられそうになる寸前で変身が完了したり、
まだまだ制御しきれない強力なヒーローの装備に振り回されながら、
正太がハマっている変身ヒロインものの技を咄嗟に出して、
絶体絶命の危機からの逆転劇を演じてみたりと、この辺の見せ方は
初めての単行本となる龍幸伸さんは、さすが少年誌!と思わせる
アクションを見せてくれます。

img933.jpg

しかしお話としてはもうちょっとこう… うまくノれない感じも。(;´▽`A``
今のところ「兄貴へのコンプレックスの反動」が主な正太のやる気の素で
それが正太が屈折した原因となっているというくだりが少しあっさりしすぎていたんですよね。
イマイチ その動機にシンクロできないんですよね。
あと地味にエネルギーが「やる気」っていうのがなあ…

とはいえ、表紙にも出ている正太が密かに片思いしている女の子が
守るべき対象として正義のヒーローとしての新たな原動力になりそうですし、
巻の最後の方で出てくる「ヤンキーの巣窟の高校を一人でシメた」という
正太と同じ学校の伝説の不良が出てきたりして、話はまだまだこれからという感じ。
どのような独自色のあるドラマを見せてくれるのかに期待してみたいところです。


正義の禄号紹介記事(1話お試し) → 月刊少年マガジンWeb
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