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瑠璃色の夢 [恋愛]


瑠璃色の夢 (IDコミックス 百合姫コミックス)

瑠璃色の夢 (IDコミックス 百合姫コミックス)

  • 作者: 森島 明子
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2009/08/18
  • メディア: コミック


好きなのに好きと言えなかったり 一番大切な人を傷付けてしまったり
なつかしい 甘くて未熟な恋の始まりだ


コミック百合姫に掲載されていた 女性同士の恋―
すなわち百合マンガです
ほぼ読み切りですが 一部氏の他作品と世界観が共有されている話もあり
氏のファンの方であれば 更にその物語に深みを感じられる仕様になっています

今回この作品に出会ったきっかけは ご自身もレズビアン(ガチ)であると公言され
女性ならではの視点で百合マンガのブックレビューをされているBLNDさんの記事を拝見したからです
ファンタジー寄りで絵柄が可愛らしく
ふわんと詩のようにピュアな恋心が描かれています

女性らしい恋愛物語… と言ったら怒られるでしょうか(;´▽`A``
最初に感じたのはステレオタイプなそんな感想でした
勿論女性の作者さんであっても ガツンとぶつかり合うような恋愛物語を描かれる方も
いらっしゃるとは承知してますが このふんわり やわらかく相手と寄り添うようなセリフの数々は
百合マンガならではだなと思います

ある朝六条さんが目を覚ましたのは会社の同僚である三国さんの部屋だった
しかも同じベッドで互いに裸で…
「私ね…六条さんがずっと好きだったの…」
会社の同僚で仕事が出来てきれいな三国さんに告白され
酔った勢いとはいえ昨夜のことを思い出し真っ赤になる六条さん
なし崩しに女性同士 とはいえ六条さんは決して嫌な気分ではなかった―

会社の同僚との恋 第一話「瑠璃色の夢」
以前ご紹介した 「純水アドレッセンス」とは異なり このお話に限らずそのほぼ全てにおいて
明確に相手の体を求める様が描かれています
(純水~の方も許されるなら求めていたとは思いますが)
しかし男女の恋と受ける印象が大きく違うのは 同性ならではの
「相手に寄り添うような共感」を強く物語全体に感じるところです

私の狭い狭~い恋愛マンガ経験からの話ですが 男女の恋愛ものは
これと比べるとその多くが「異星人」を相手に意思疎通をはかっていくものではないかと感じます
私は男性ですが 女性が自分と同じ状況にあって 互いに思うところが全然違ったりするギャップ
これをすり合わせて徐々に近づけていって 一致したところで恋が成就するような
トライ&エラーのぶつかり合いみたいなところが
男女の恋愛ものの面白いところなんじゃないかと思います

女性同士の恋愛ものでも そのぶつかり合いが
他人である以上全く無いわけではなく
当然そこで分かり合ったところが恋の成就にはなるのですけれど
同じ状況にあって相手がどういった気分になっているか
察して寄り添うような動きをするところが
とても女性的だなあと感じたところです
うん もやもやした言い方ですいません (;´▽`A``

それを強く感じたのは3話目に収録されている「ハニー&マスタード」でした
十代の頃に付き合って別れ 今は親友同士として同じ会社に勤める大人な二人が
会社の近くで屋台を出している女の子に 同時に一目ぼれすることから始まる物語で
絡め取るようにアプローチをかけてくる二人の毒牙から女の子を守ろうと
同じ屋台で働くもう一人の女の子を加えて 三つ巴の戦いが繰り広げられるというもの
最後に大人な二人が屋台でであった二人を見て抱く感情は
深い共感に満ちていて 同性だから出来る いいなあ~ と唸らされるお話でした

img280.jpg
それから私のような百合マンガ初心者には 最後の「半熟腐女子」がおススメ
これはオトコ目線に近い主人公のお話です
妹の女子高の文化祭に一人やってきた 同人誌も出してるBL大スキ!百合大スキ!な姉が
偶然声をかけた可愛いメイド姿の女子高生とラブラブになるという筋
「萌え~!」だの「絶対領域バンザイ」だの 作者の性別が変わったのかと思うほど
ライトでコミカルな内容で 私にとっては最後に読むのにもってこいな
百合マンガに少し感じていた壁をあっさり突き崩す ある意味ほっとする内容でした

これらの作品を女性の作家さんが描き 女性の読者がおススメされるということは
そうかあ女性の方はこういう 感じのアプローチに憧れているものなのかなと
とても興味深い本でもありました


森島明子氏のHP → akicocotte
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