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僕と契約してこのマンガを読んでよ! [マンガランキング2011]

今年も残すところあと1日とちょっととなりました。
今回は遅ればせながらですが年末恒例の私的マンガランキングをご紹介しようと思います。
9月に毎日更新だった当ブログは更新ペースを大幅に変更させて頂きました。必然的に勢い的なものが落ちてしまってこれはこれで「もう少し書かないとなあ」なんて欲がまたむくむくと湧きつつあるのですが、なんだかんだでマンガを読むこと、ご紹介する欲求についてはさほど変化はしていないつもりです。それもこれも毎日更新時とさほど変わらないPVをいただけているから。超嬉しいです、ありがとうございます!

さて、今年おススメのマンガランキングなのですが基準は昨年と同様で選ばせて貰ってます。
すなわち 「今年発行された一巻完結、もしくは一巻目が発売になったマンガ5作」
もちろん何年も連載が続いているマンガで、今年個人的に盛り上がったものもあるのですが、既に他でも散々話題になっているマンガを挙げてもなあ…というのがありまして、このような縛りを設けています。
それでは さくっとどうぞ!


【5位】 ヨメがコレなもんで。

ヨメがコレなもんで。 (ビームコミックス)

ヨメがコレなもんで。 (ビームコミックス)

  • 作者: 宮田 紘次
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2011/05/14
  • メディア: コミック


宮田紘次さんは実に絵とコマ割が巧みな漫画家さんという印象を持っています。
それはこの作品の前作「ききみみ図鑑」に収録されたフキダシが一切無いサイレントマンガでも如何なく発揮されたし、普通の吹きだしのあるマンガではあるけれど今作だってそう。オーバー気味な手振りや印象深い構図、何よりヨメさんを始めとしたキャラクターの可愛さや肉感的なボディラインなどはそれだけで目を惹き付ける。
ホームコメディというと小じんまりした印象になってしまうけど、人より登場数の多いヨメさんを始めとした異星人たちやUFOなどのインパクトのあるデザインはむしろSFもの。彼らに振り回され道化を演じることになっても、ヨメと愛息子を決して裏切らない男らしいダンナの姿にはヨメさんでなくともメロメロなのだ(;´▽`A``
新婚カップルならではの初々しさとトキメキに満ちたSFホームコメディとして、始めから終わりまでとても楽しめた作品でした。










【4位】 日本をゆっくり走ってみたよ

日本をゆっくり走ってみたよ(2) (アクションコミックス)

日本をゆっくり走ってみたよ(2) (アクションコミックス)

  • 作者: 吉本 浩二
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/10/28
  • メディア: コミック


吉本浩二さんといえば、今年はマンガの神様手塚治虫さんを描いた「ブラック・ジャック創作秘話」が話題でした。こちらではタイミングが合わずご紹介していませんでしたが、ベレー帽を被って人当たりの良い笑顔をたたえた手塚治虫さんのリアルな姿を当時の編集者やアシスタントの方々の証言を組み合わせて非常に人間臭く描いた傑作です。一時はどこの本屋でも品切れになってしまってなかなか手に入らなかったんですよね。
そして同時期に単行本を出していた「日本をゆっくり走ってみたよ」という作品は、「昭和の中坊」の作画もされていた「お人よしの純情男」吉本さん自身を描いた裏の傑作だと思っています。
恋する女性・Eさんのココロを射止めるため、日本一周して大きな男になってやろうと旅する吉本さん。いやもうホント、この思考がなんていうのかなあ…童貞くさくてたまらないんだよなあ。
マンガは既に2巻で完結したのですが、なんと最後に吉本さんとEさん、そして編集さんが集まって対談した様子が収録されています。吉本さんが日本一周中に度々メールをやり取りしていたり、マンガに自分が描かれていることに対してEさん側が思っていたことを告白してくれているのがすごいw いやあこんなデリケートなお話いいのか?と思いつつも大変楽しませてもらいました。










【3位】 裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか

裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)

裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)

  • 作者: 松橋犬輔
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/06/20
  • メディア: コミック


今年もいくつかノンフィクションマンガを読みました。
その中でもこのマンガは私にとって最も貴重な、得難いマンガとして記憶に残っています。
北尾トロさんと組んで「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」のコミカライズを担当されている漫画家の松橋さん。マンガを描く為に自身も様々な裁判を傍聴し、今や立派な傍聴マニアとなったその描き手の身内に犯罪者が出てしまうという実にマンガのようなお話。
傷害や殺人であればまだ違うのだろうけれど、「え?これって罪なの?」と犯した本人に罪の意識が無いというなんとも救われない罪状。それがために「いかに弟の罪を軽くできるか」を考えるのが身内なのではという読み手の予想を裏切り、「弟にはできるだけ長く服役して心の底から反省してきてほしい」と思ってしまうこのインパクトは凄まじい。そして今や「犯罪者の母」となってしまった松橋さんの母親の狼狽振りは、女手一つで兄弟を育ててくれたかつての溌剌とした若かりし姿と対比して涙を誘う。
不景気な世の中や自分の怠け癖もあって将来設計もままならない自分もまた、今は決してその気は無いけど将来絶対に何があっても犯罪者にならないと言い切れる自信はとても言いづらいけど正直ない。だから「その瞬間」が万が一訪れた時、自分が罪を犯すことで家族がどれだけのショックを受けるのか、どれだけのものをぶち壊すことになるのか、思い起こさせてくれる作品になるんじゃないかなあと。いやホント、読んでおくべきだと思います。









【2位】 C SCENE

C SCENE (武富智短編集) (愛蔵版コミックス)

C SCENE (武富智短編集) (愛蔵版コミックス)

  • 作者: 武富 智
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/02/18
  • メディア: コミック


昨年の私のベストマンガの記事で、番外編ながら挙げさせていただいた武富智さんの作品を今年も挙げさせて頂きました。
1話読みきりの短編集で、自分の今の境遇に迷い惑っている主人公たち。
彼ら、彼女らの実に印象深い再生の物語が本当にイイ!
「スウィート10ショット」では今まで好きな男に嫌われたくなくて、どんなに酷い仕打ちを受けても甘受していたヒロインが遂に「大っ嫌い!」と叫ぶシーンに、「SUPER HEROINE」では突如挿しこまれる「振り向かずに聞いてください」からの回想、「Yell」で主人公が10年夫を待っていた女性の背中に「ちゃんと諦めろや!」という言葉を投げつけるシーン…他の話もそうですが、バシーーッ!とシーンがココロに焼きつくお話の数々。一個もハズレないもんなあ いやあ凄いですよ。










【1位】 他人暮らし

他人暮らし (クイーンズコミックス)

他人暮らし (クイーンズコミックス)

  • 作者: 谷川 史子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/03/15
  • メディア: コミック


今年初めて知った作家さんでトクしたなあ!と思ったのは谷川史子さんでした。
お名前だけは知っていたものの実際に読んだのはこの本が初めて。遅ればせながら谷川さんの情感たっぷりな恋愛物語の世界を知り、まだまだ谷川さんの未読の作品が多くあることに幸せを感じずにはいられません。
そしてこの本は個人的に私の年代にスマッシュヒットした、という意味でぐっときた作品です。
33歳、バツイチ、未婚、新婚。
立場も結婚観も異なる3人娘が一つ屋根の下で「他人と暮らすこと」についてお互いの結婚事情に遠慮なく口を出しつつ、やがて自分の棚上げしていた問題に少しずつ前向きに成長していく物語。
私は未婚ですが、中に出てくるバツイチの純花さんと似たような感じで、他人に気を使うのを苦手とするタイプなので彼女の心情に頷ける部分も多くありました。他人の誰かと好きあって一緒に暮らすこと。それは自分とは価値観の異なる人間とどこかで諦め、譲り合って折り合いを付けていくこと。多くの夫婦がそれを乗り越えていってるのだろうけれど自分にはどうしてもガマンがならない。私はワガママな人間なんだろうかと悩む。そのクセ町で偶然出会った元ダンナとは今でも自然に話せるし、お互いを自然と気遣いあうことができるのに…
ああもう、なんでこんなのが描けるんだろうなあ。くそう、登場する3人娘はみんな可愛すぎる!



【あとがき+】
いかがでしたでしょうか?
書き出してみると某宝島社や某フリースタイルのランキングとはかなり外れていて個人的にもちょっとビックリしました。昨年は「進撃の巨人」のインパクトが強くてかなり似た感じのランキングになったんですけどね。
今回は候補作こそかなりスムーズに決まったのですが、順位付けはどれか1作が頭抜けているというわけではなく、結構適当だったりします(;´▽`A`` ランキング形式にするから○位ってつけるけど、どれも同じくらい好きだよと。
そしてここで挙げきれなかった他の1巻完結、今年1巻目が発売になったマンガもあります。コレに関しては今年私が付け始めた読書メーターさんの方でランキングをつける企画をやってらっしゃいますのでそちらでご紹介しようと思っています。

そして以下は番外編として、「今年私的に盛り上がったマンガ」を今年1巻発売、もしくは1巻完結という制限無しでご紹介してみます。

ヘルプマン!
ヘルプマン!(19) (イブニングKC)

ヘルプマン!(19) (イブニングKC)

  • 作者: くさか 里樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/11/22
  • メディア: コミック

まず何をおいてもコレです。
先日19巻も刊行された介護問題を扱った長期連載ものですが、本当に毎回毎回面白くなっていきます。
それは自分が歳を経て親も同様に還暦を迎え、自分にも起こりうることとひきつけて読めるようになってきたという理由が大きいと思いますので万人に賛同いただけるものではないとは思いますが、それヌキにしたって老人介護の現場で起こりうる働く若者たちの悩み、お世話される側の戸惑いなどが真に迫ってくる。
特に16,17巻の独り身のまま還暦を迎え、まだまだ若いと思っていた自分が親友の入院をきっかけに「老後」に怯えることになる話や、11,12巻で今まで家族を力強くリードしてきた一家の大黒柱たる自分が痴呆の症状を起こし、自分自身に恐怖する姿など、読んでいる私がもしこうなったら… と思わせるほどのリアリティのある心情描写が特筆ものなんです。


預言者ピッピ
預言者ピッピ(2)

預言者ピッピ(2)

  • 作者: 地下沢 中也
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2011/10/20
  • メディア: コミック

4年の沈黙を破って2巻目が発売された「預言者ピッピ」大いに遅ればせながらではありますが、この作品も面白い。人間の死すら預言するロボットピッピ。人々はその預言に多いに興奮し、次も預言が当たるかとショウ感覚でその行方を見守っている。…けれどそれが「絶対外れなく確実に起きる」確定的な未来だったとしたら、そしてその未来が絶望的なものだとしたら…?
お話はこれから更に面白くなりそうなところで終わっています。次の刊行がいつになるのか、本当に楽しみ。


わずかいっちょまえ

わずかいっちょまえ (Beam comix)

わずかいっちょまえ (Beam comix)

  • 作者: 星里 もちる
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: コミック

星里もちるさんの作品を読んだ、これが初めての作品でした。
いやあもうこのなんていうのか、健気で寂しがりやの少女のためにそれぞれに欠陥のある3人のナイトが一致団結するっていうお話、たまりませんなあ!
もうクライマックスは鳥肌ものですよ。


他にも
「黄色い本 ジャック・チボーという名の友人」
「侍っ子」
「うさくんの脳みそやわらかい」
なども今年読んで大いに楽しめた作品です。いやもう挙げきれないくらいありますよ。
兎にも角にも今年のランキングは以上です。
来年もまた大いにご紹介してまいります。
その中でも1作でもあなたの読みたい本が出てくることを願っています。
それでは よいお年を!


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