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たいへんもいじーちゃん [コメディ]


たいへんもいじーちゃん

たいへんもいじーちゃん

  • 作者: いがらし みきお
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: コミック


たいへん たいへん たいへんよ!

本日は「ぼのぼの」や「忍ペンまん丸」などで知られる いがらしみきおさんの本をご紹介します。
本書はハンバーガーチェーンのモスバーガーが発行していたフリーペーパー「モスモス」にて
1991年~1996年まで連載され、その後同誌の廃刊を経て、
書き下ろしのエピソードを加え単行本化した作品です。
3歳の女の子、「もいじーちゃん」の子供らしい日々の生態を、
均一の大きさの見開き40コマで描く、言わば「40コママンガ」とでもいうべきものです。
この独特のノリをうまく伝えられるかわかりませんが、
面白かったのでご紹介してみます。ヽ(‘ ∇‘ )ノ

自己中心的、自分本位、平たく言うならわがまま。
けれどもなんで子供はこんなに可愛いのでしょうか。
それは圧倒的に無知であるがゆえ。
それは独善的であるがゆえ。
そしてそれらが透けて見えるがゆえ。

いがらしさんは もいじーちゃんという女の子だけに
ひたすらフォーカスして描いていきます。
もいじーちゃんとやり取りすることの多いお母さんも、
その顔が映し出されることは無く、たまたまもいじーちゃんを撮ったカメラ内に
映りこんだ手など、一部分でしか描かれることはありません。
そしてまるで家のあちこちに設置されたホームビデオで撮影され、
ナレーションも何の加工もされていない生映像を観ているかのように
ひたすら淡々と、もいじーちゃんの姿を映し続けるのです。

img818.jpg

「淡々と」というところがこのマンガの真骨頂だと思います。
コマの大きさを一定にして、彼女の視線の先にあるものと、
ボキャブラリーの極端に少ないいくつかの言葉、
そしてまるでパラパラマンガのように連続して描写される彼女の動作。
作者が何かにクローズアップして強調するわけではなく、
けれど彼女の挙動ひとつひとつに明確で刹那的な、ある一つの意図を込めて。
このマンガは読者に3歳のもいじーちゃんの意図するところを読み取る楽しさを提供してくれます。
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