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恋ヶ窪★ワークス [青春/自分探し]


恋ヶ窪★ワークス 愛蔵版 (Motor Magazine Mook)

恋ヶ窪★ワークス 愛蔵版 (Motor Magazine Mook)

  • 作者: 大森 しんや
  • 出版社/メーカー: モーターマガジン社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本


長い直線だよ こんなムキになってもこれ以上スピードは出ないよ
小さいエンジンなんだもの 無理すると壊れちゃうよ
ずっと走んなきゃいけないんだから…
「うん」
そうだよね 先は長いんだから走ることを楽しまないとね


2年前アタシはグレていた 高校も1年の1学期で退学させられた
友達と原チャリで走り回ってケンカばかりしていた
おかげで保護観察にもなった
でも毎日が楽しかった いつもしのぶと一緒だったから…
けれどそんな日々が唐突に終わりを迎えたことを 私はたった一本の電話で知ることになった
交通事故― 駆けつけた現場にあったのは 私とおそろいのZX…
無残に横たわるしのぶの相棒とどす黒い染みが 私のそれまでの日々を急速に過去へと押し流す
そして気付いた時には 私はどこかの高層マンションの屋上の手すりを乗り越え
何の感慨も無く一歩を踏み出そうとしていた…
「連れてけよ」
そいつは突然現われた
「オレを置いていくな」
振り返るといつの間にかに てすりにもたれて沈み行く夕焼けを眺める男がいた
「な、なによ…」
見事なサル顔に無精ひげ、風貌からは10は年上だろうか。
気だるそうに煙草をくゆらせながら、革ジャンにジーンズ姿のその男は
自分を「バイクの妖精」と名乗った―

結局私は今 その男のバイク店で働いている
初めて出会ったときと変わらず その人のことはわからない事だらけだけれど
(ぜったい化けの皮をはいでやる)
あの時のあいつの言葉を胸に 今 新しい目標を抱いて生きている―

バイクと車と酒…
私はこれらが一切ダメなつまらない人間でして…
この3つのうちどれかでも楽しめる人は本当に羨ましいと思ってるんですよ。
何がといえば、これらは若者から老人まで好きな人同士の共通言語になるからです。
つまりそれを好きだというだけで、どの世代の人とでも仲良くなれちゃう、そんな共通言語だから。
そして今回はそんな私が惹かれる、バイク好きな人たちの青春とロマンと
S(すこし)F(フシギ)な魅力満載の漫画をご紹介します。

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ミスター・バイクにて連載。全1巻。
この漫画は私のようにスクーターとバイクの違いはわかるけど、何百CCと言われたり
ましてや車種を言われてもサッパリわからん、という人でもきっと楽しめると思います。
勿論作中にはバイクやバイクのパーツの描写や、車種の名前とかがバンバン出てくるのですが、
この漫画はそれもありつつも、メインは恋ヶ窪☆ワークスという小さなバイク屋で働く
元レディースで男勝りの少女・あやめと、店長であやめからは「ボス」と呼ばれる男と、
その店に関わる様々な客たちとのヒューマンドラマ的なお話しになっています。

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1巻23話・400頁弱だから通常の単行本なら2巻分程度になるので、毎回やってくる
お客さんの悩みを解決していくハートフルもの、というよりは、あやめを中心にした
様々な人との繋がりのようなものを描き、はじめは親友の死を受け容れられず
死を思った彼女が、徐々に自分のこれからの長い人生に前向きに楽しく生きていこうと
成長していく物語となっています。だからライバルとのヒリつくようなギリギリのレースとか、
画期的な改造で大勝利!とかそういうのではなく、ひたすらに一途に真っ直ぐに
バイクと周りの人たちに関わって自分の中の何かが変わっていく…
陳腐な言葉だけどバイクで人生語っちゃうみたいな、青臭いようだけど
こうだったらいいなあというロマンの詰まったお話なんですよ。

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昔は走り屋だったけど今は家族をもって家も買い、ローンを払い続ける良きパパが
偶然犬の散歩で見かけたサーキットでボスとあやめに勧められるままにバイクに乗って
すっかりバイク趣味が復活してしまったりとか、あやめとタメで教習所で一緒だった
子供っぽいロマンチシズム全開な男の子が、あやめたちとのツーリングを通して
自分を見つめなおす旅に出て成長して帰ってきたりとか…
まだまだ未熟だけど自分なりに試行錯誤して目標のマシンを組み上げていく
負けん気の強いあやめと、それほど毎回出てくるわけではないんだけど、
いい加減なようでいてなんだかんだで あやめにとって欠くことのできない存在感をもつボスの
カラっとした二人の性格が力強く彼らを後押しするエピソードなんかがイイんですよね~。

もしも読んで気に入られたなら、これの他に外伝と短編がセットになった本も出ていますので
併せてご覧になってみてはいかがでしょうか。

恋ヶ窪★ワークス LTD[版]―+大森しんや短編集 (Motor Magazine Mook)

恋ヶ窪★ワークス LTD[版]―+大森しんや短編集 (Motor Magazine Mook)

  • 作者: 大森 しんや
  • 出版社/メーカー: モーターマガジン社
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 単行本



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