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振り向くな君は [青春/自分探し]


振り向くな君は(1) (少年マガジンコミックス)

振り向くな君は(1) (少年マガジンコミックス)

  • 作者: 安田 剛士
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/03/17
  • メディア: コミック


あいつは俺の想像を超える男だ

「俺はガキの頃 龍という男にサッカーを教わった
 『自分には息子がいる』よくそう言ってたよ
 俺と同じ歳の子だと 俺の生涯のライバルになると…」
北海道からやってきた少年・犬童かおるは、4月から通うことになる桜木高校で
師の息子・成神蹴治と運命的な出逢いを果たす。
天才的なサッカーセンスを持つかおると、努力を積み重ねることにかけては超人的な才能を持つ蹴治。
二つの才能が廃部寸前の弱小高校サッカー部を劇的に変えていく―!

週刊少年マガジンにて連載。
タイプも体格も違う二人の天才が出会って、弱小サッカー部が強豪校にもひけをとらない
強力なチームに変わっていく…という物語。
この物語ならではの大きな特徴の一つは、片方の主人公である蹴治が
ぜんそく持ちである、という身体的なハンデを背負っている点。
その致命的な欠陥を、生前サッカーの監督業をしていた父との1対1の対戦では
8万回は挑んだという並外れた努力と、それを支える普段の大人しいイメージとは
かけ離れた負けず嫌いの性格が、センスとしては「凡才」の蹴治をして父は
天才的なサッカーセンスを持つ犬童かおるに匹敵する才能と評します。
形としては驚異的な勘の良さでもって場を支配するかおるがボールを奪って、
1対1の練習なら父と山ほどこなした一点集中の突破力を持つ蹴治が切り込み、
相手ゴールを奪う、というものになります。
どうなんだろう。ぜんそく持ちの選手がこれだけの運動を行ってこの程度の体調不良で済むのか、
とかはちらっと思いますけど、なんにせよ身体に大きなハンデを負い、体格も周囲の選手と比べれば
ずっと見劣りする選手が、周囲があっと驚くテクニックとハートでもって
チームメイトからの絶対的な信頼を得るに至る姿にカタルシスを感じるんですね。

img327.jpg

そして部員と実績の不足から廃部寸前だったサッカー部に、かおると蹴治の活躍で集まってきた
ヒトクセある者やら中学時代にその勇名が轟き渡った選手が何らかの事情をにおわせつつ
入部してきたりとか、彼らの個性も二人の主人公の影でしっかりと物語に絡んできます。
特に不足しているゴールキーパー役にはゴール前に立ちはだかる
最後の壁役としての勝負強さとクソ度胸が必要だと、サッカーなんてやったこともない
ケンカ番長をスカウトするあたりの面白さ。そして彼がとある特訓を経て
男子3日会わざれば的なとんでもない進化をしてくるあたり、蹴治の場合もそうですが
特訓の様子を回想によるダイジェストで手短に済ませているところに若干勿体無さは感じつつも
回想の中でワンポイントで印象的に見せる描き方が巧くてなんとなく納得させられてしまう
演出の巧さが光っていると思います。

img328.jpg

サッカーの知識は殆ど無い私ですが、自分のハンデを跳ね返そうとするひたむきな蹴治。
超人的な才能と勝負強さでチームを支え、十重二十重の敵のマークの中を
ボロボロになりながらそれでもストライカーの蹴治にボールを繋いで見せる かおる。
連載自体はマガジンを読んだ方のお話では「俺たちの戦いはこれからだ」ENDを迎えたらしく
惜しまれつつも終了してしまいましたが、正統派熱血サッカーマンガのツボを押さえた
面白いマンガだと思いますよ。


一話お試し → 講談社Web
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コメント 3

madi

連載が4巻分でおわってしまいましたねえ。
わたしもこどものころ喘息でくるしんでいたので共感しながらよんでいました。
 喘息もちのアスリート自体はけっこういます。プロレスラーの高山とかグレートサスケとかもそうです。
by madi (2011-07-30 04:59) 

meriesan

そうなんですか、実際にもいらっしゃるんですね。
勉強不足でした ありがとうございます(;´▽`A``
遅まきながらこのマンガを知ったのですが、手応えを感じただけに残念でなりません。
by meriesan (2011-07-30 15:06) 

endoh

新しく始まった「DAYS」に、犬童かおるが出てきて、つながりました。

by endoh (2013-07-31 21:52) 

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