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われらホビーズファミコンゼミナール [ギャグ]


われらホビーズファミコンゼミナール 1 (ジャンプコミックス)

われらホビーズファミコンゼミナール 1 (ジャンプコミックス)

  • 作者: あおき けい
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1988/06
  • メディア: 新書


1983年、任天堂のファミリーコンピュータが発売しました。
発売当初から大人気で、ファミコン本体は常に品薄。
当時小学生低学年だった頃は、あまりの手に入らなさっぷりで
問屋に知り合いを持つ友達に頼み込んでそのツテでようやく手に入る、なんて状態でもありました。
そしてファミコンブームと呼ばれるハチャメチャに人気のあった時代がやってきて、
それは当時のコロコロコミックやボンボンなんて小学生向け漫画雑誌を中心に連載された
「ファミコンロッキー」や「ファミ拳リュウ」などのファミコンを題材にしたバトルマンガが
沢山世に出たことでも感じられるのではないでしょうか。
そして本日は、そんなファミコンブームの時代に今は無き月刊少年ジャンプで連載されていた
ファミコンを題材にしたマンガをご紹介します。
他の漫画が主にシューティングゲームを題材にしたバトルモノだったのに対して、
こちらはRPGやアクション、パズル、テーブルゲームなどを題材にしたギャグマンガで、
当時ドラクエを中心にしてRPGが大好きだった私にとって、毎月楽しみにしていた漫画でした。
今回は30代以上のおっさんホイホイ的な話題になってしまいますがご容赦のほどを…(;´▽`A``

月刊少年ジャンプにて連載。全4巻。
1986年(昭和61年)~1990年(平成2年)まで連載された作品です。
内容は当初ファミコン好きの小学生であるタカ、マコ、シゲ坊という仲良し3人組が
エキサイトバイクのプレイの臨場感を増すためにヘルメットをして扇風機をあてながら
プレイしたりするなど、妙なプレイをしてみせたり、
とあるゲームでありえない別のゲームのシーンが出てきたと思ったら
こっそり別のゲームを挿した2台目のファミコンをテレビに繋いでいましたみたいなもの、
それからゲーム屋さんが出してくる怪しげなソフトやその店にやってくる変なプレイをする客など
当時ボンボンなどで連載されていた体育会系なゲーマーの熱血漫画路線ではなく、
文化系のゆる~い感じのボケツッコミが大体1ページで1ネタで展開されるものでした。
しかし2巻の途中からは1話まるまる一つのソフトの話になり、それまでゲーム好きの少年少女たちの
ゲーム系日常ギャグ?みたいなものだったのが、そのゲームの世界のキャラクターになりきって
ゲーム内でありえないハチャメチャなギャグを展開する路線へと変わって行き、
最後にはバットマンやターミネーターなど、当時流行した映画も混ぜ込んだものになっていきました。

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あらためて今回読み返すとツインビー、グラディウス、スーパーマリオ、チャレンジャーなど
懐かしさが主に感じられるのですが、当時これが好きだったんだなあと思ったのは
主人公達が私たちと同じゲーム大好きな少年少女だった、というところに尽きます。
彼らがゲームプレイ中に変なことをやってみせたり、おもちゃ屋さんで当時大人気だった
「ジョイボール」を羨ましそうに見ていたり、ゲームソフトの数を自慢してくる
どっかのお兄ちゃんがでてきたり、おもちゃ屋さんでプレイしていると見知らぬ
同じゲーム好きの人が声をかけてきたり…
そんな彼らがゲーム内の主人公になりきって出てくるショートギャグでは
読後に自分もそのゲームのキャラクターになったかのような妄想を
大いにかきたててくれたものです。

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もうひとつ今自分が読んで面白いなあと思ったのは、
主に作中のおもちゃ屋さんや、話しの合間に挟まれる
あおきさんのコラムページなどで語られる、当時ファミコンに熱中していた人たちなら
「あるある」な要素てんこ盛りな「ファミコンブームに便乗した怪しい商売」。
例えばシューティングゲーム全盛だった当時に、初の連射機能付き外付け
コントローラーとして発売され、大人気で手に入らなかった「ジョイボール」のネタでは、
おもちゃ屋さんのショーケースに飾られているジョイボールを見て「ほしいなあ」と
タカとマコがもらすと、店長さんらしき人が「ジョイボールならいいのがあるよ」と
人のよさそうな笑顔を向けてきて、あの独特のボール型のコントローラーの部分に
サッカーボールやゴルフボールが付いた謎のジョイボールを出してきます。
試しにサッカーボール型のものに触ってみると背後から店長さんに笛を鳴らされて
「ハンド」と言われます。実はこのコントローラー、実際はそのサッカーボールを蹴って
コントロールするのだそうで…(;´▽`A`` まあここまでのものは実際にはありえないですけど、
この本物とちょっと違う代替品…言葉は悪いですが「パチモン」がなにげなく置いてある感。
「新しいゲームソフトが入荷したよ。早く買わないと売り切れちゃうよ!」と煽られて
思わず飛びついたら、ロクでもないソフトだったみたいながっかり感。
それからあおきさんのコラムで出てきた「ファミコンゲームセンター」の存在も懐かしい。
これは100円払うと店にある好きなゲームを借りることができ、店内のゲーム機で
10分間遊べる(ドラクエでも)という店で、さすがにそんな料金では小学生のお小遣いで
通い詰めることはできませんでしたが、その小さな坪数にゲーム機とテレビだけが並んだ
がらんとした空間で、黙々と自分のゲーム画面に向っている人たちの光景は、
なんだか当時のゲームセンターよりも不気味に思えたりもしたものでした。
他にもこの子供相手の大人気商売に、怪しい大人たちが半ば子供騙し的なものを
売りつけてくる光景が懐かしいんですよね~

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お話としては1巻の最後あたりから出てくる「ゴージ」と「兵頭」というキャラクターが出てからが
パンチが効いて更に面白くなっていきます。この二人は当時同じ月刊少年ジャンプ誌上で
連載していた武論尊さん原作の「マンモス」という漫画のキャラのパロディなのですが、
勝つためなら手下を使ってどんな卑怯な手も厭わず、自分は何もせずにふんぞり返ってる
その態度が面白い「ゴージ」と、「マンモス」の世界では主人公である寡黙な傭兵兵頭は
「10円くれればなんでもやる」というスケールの小ささで、本当に10円でその後のゲームの
1話パロディのお話では悪の親玉を演じたり、夏の太陽(演劇の「木」役みたいな感じで)
になったり、逆に10円を奪われると途端に力を喪って崩れ落ちてしまったり、1000円という
高額紙幣を手にすると緊張で逆にギクシャクしてしまったりという凄いヤツなんだけど
スケールの小さなところが良いんですよね。

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後半の1話で1本のゲームのパロディをやる形式では、ヒロインの役にあえて
男が割り当てられることも多く、そのハチャメチャっぷりは子供向けのギャグではありますが、
今でもその可愛らしいキャラクターのゆるいボケツッコミのノリが面白く読めました。
その性格上ファミコンにハマっていた世代の人向けに限定されてしまうとは思いますが、
当時の雰囲気が懐かしく思い起こされること請け合いな漫画ですよ。


あおきけいさんのHP → あおきけい&みかまるのHP
今回の話題はこちらのPodcastの63回と65回配信分に影響を受けてご紹介しました
 →ファミリーステーション
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コメント 2

くりんく

おおー!超懐かしいです!
そうそう、この絵でしたねー!

そして、F1レースじゃなくてエキサイトバイクでしたか!(^^;

僕は途中で月刊ジャンプを読まなくなって、
この漫画は最後までは読んでない事を思い出しました。
いやいや、懐かしいです(^-^)
by くりんく (2011-06-20 19:00) 

meriesan

あっ…読んでいながら私も間違えてました。
こっそり修正~…(;´▽`A``
私も当時漫画雑誌を買うお金は無かったので
通して読めたのは初めてだったんですが、
ああいたなあゴージ…w とか
女の子が今でもめちゃくちゃ可愛いなあとか
懐かしさ一杯でした。
by meriesan (2011-06-20 19:17) 

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