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エクゾスカル零 [アクション]


エクゾスカル零 1 (チャンピオンREDコミックス)

エクゾスカル零 1 (チャンピオンREDコミックス)

  • 作者: 山口 貴由
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2011/08/19
  • メディア: コミック


私は救世主でも悪魔でもない 正義を行う者だ

1994年~1996年に連載され、核戦争と環境汚染によって荒廃した世界で
人々を抹殺せんと襲いくるミュータントと戦い、牙無き人々の剣となって
宿命の兄・散(はらら)とも死闘を演じた葉隠覚悟を描く「覚悟のススメ」。
前作「シグルイ」を完結させた山口貴由さんの名を知らしめた
初期の連載作の続編が遂に刊行されました。
山口さんといえば内臓でろでろの残酷描写とその中に艶っぽさもある作風で、
シグルイにおいてはその艶の表現を「妖艶」とするほどまでに昇華されていました。
その上での今回の続編。
牙無き人の剣となって戦った勧善懲悪物語だった「覚悟のススメ」とは大きく異なった世界が
冒頭から描かれることになります。
それではご紹介してまいりましょう!

チャンピオンREDにて連載。
「正義失格者」
あとがきに衝撃的なタイトルを掲げる山口さん。
この物語の主人公は前作と同じ「葉隠覚悟」。
あらゆる攻撃を防ぐ最強の「盾」と、いかなる防御をも貫く最強の「矛」
両方の特性を併せ持つ最強の鎧・強化外骨格「零」を身に纏い
零式防衛術をふるいて牙なき人々のために自らの信じる正義を鋼の意志で敢行する男。
しかし前作と繋がりのある純粋な続編と言うわけではないようです。

時は二十一世紀終末―
高度な科学技術によって我が世の春を謳歌していた人類は、
突如牙を剥いたそれらのエネルギーシステムの暴走によって
僅かな備蓄と共に地下へと逃れた人々を除き全滅した…
かつて人々のために悪の組織と戦い、平和取り戻してからは
再び彼らの役割が必要な時が訪れるまで永きの眠りについていた葉隠覚悟。
彼が再び目覚めたのは、無人の廃墟の地下室だった―
その地下施設内に居住していた人々は皆一様に衰弱死を迎えており、
彼は自身が目覚める前に5人の「正義を行う者」たちの覚醒があったことを確認したあと、
かつて自分が身を挺して守っていた牙無き人々の死に絶えた無限の荒野を
彷徨うことになるのだった―

悪を倒し、弱き人々を守る。
覚悟のススメはかつてそういう勧善懲悪物語でした。
しかしながらこの世界では守るべき人々は既に亡く、
存在するのは過酷な環境に適応するために鬼のような姿となり人を喰らう人類。
覚悟と同じくかつて正義のために戦った闘士たちは、自らが守るべき対象を喪ってしまったのです。
地下施設から這い出した覚悟を待っていたのは、シンプルな正義と悪の構図を喪い、
変わり果てた世界に愕然とした「正義を行う者」の一人、エクゾスカル霹(ひゃく)との死闘でした。

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相変わらずものすごい意匠の鎧のデザインもさることながら、
度々鎧の中身である着装者を透かして描き、シグルイを彷彿とさせる肉体同士のぶつかり合いを
描く表現を用いています。
そして零式防衛術による肉弾戦が主だった前作からすると意外な武器「銃」の存在も見逃せません。
覚悟のススメで登場していたコミカルなキャラクターも、なによりヒロインだった罪子ちゃんも
今のところ出てこず、ひたすらシリアスでアツい戦いを描く「エクゾスカル零」。
明らかにシグルイ化した覚悟のススメっていう雰囲気で期待できそうです。

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