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COMITIA98 同人誌感想3 [同人誌即売会]

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即売会名: コミティア98
開催日: 2011/10/30
メディア: コミック







コミティア同人誌感想ラスト3回目でございます。
同日、私は一通りチェックしたサークルさんを廻った後、いそいそと会場を後にしました。
その後向かったのは秋葉原。そこでは5分という時間内で自分の好きな本の書評を観客の前で披露する「ビブリオバトル」の決勝戦が行われていたのでした。
ブログと実際ブックトークをするのとではまた違うとは思うのですが、本をお薦めするという意味ではこのサイトでやっていることと同じなのでそのお勧めの仕方に興味を持ったのですが、いやこれが面白い!
お薦めしたい本との出会い、内容の説明、見所の紹介、そしてこれを読んだときいかに自分に響いたかについて織り込まれていてどれも面白い内容でした。ページの最後にYouTubeの動画を貼り付けておきますので是非そちらもご覧になってみてください。
…とと、同人誌のお話とは全く異なってしまいましたがそれではどうぞ!


こぐま工房
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「くるくるペダル」は携帯用コンテンツの「ケータイ週アス」で週刊連載されているイラストレーターのこやまけいこさんによるフルカラーの自転車マンガです。
「ゆるい自転車4コマあります」
という目にも鮮やかなオレンジ色ののぼりが立っていて、優しい感じのデフォルメがされたキャラクターイラストが目を惹きます。
そのキャッチフレーズの通り、内容はイラストレーターのこやまさんとCG屋さんという同居人の相方の男性の方とのゆるゆる自転車ライフを描いたもので、休日にお二人で自転車に乗ってポタリング(自転車やバイクなどであちこちぶらつくことを言うのだそうです)した時のエピソードがあったり、近所のサイクリングロードで出会う面白い自転車に乗った人々、時にはお二人で何十キロも遠乗りしたり、かと思えばサイクルレースを観戦して盛り上がるなど、自転車を趣味にしているお二人の距離感、ゆるさが実に良い感じです。
毎日のように通販で自転車パーツを買い込んじゃって…とか 好きなことだとそういうのあるあるーって身近に感じられるちょっとクスりとするお話が満載で面白うございますよ。
そういえば東京では先週の日曜日まで最新スポーツ自転車の展示会である「サイクルモード」というイベントも行われていたようですが、こちらにも昨年のサイクルモードに行かれたお二人のエピソードが収録されています。
今年は「弱虫ペダル」の著者・渡辺航さんのトークセッションもあったらしく…行きたかったなあ(;´▽`A``
12日~はインテックス大阪で開催されるらしいので、関西方面の方はちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。(なんの宣伝だ)

こやまさんのblogでお試し読みができますよ




勝之介工房
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元気いっぱいの女子高生・てんこちゃんが主人公のDIYをテーマにした「ホームセンターてんこ」
商業誌での連載は完結をしましたが、てんこワールドは今だにとどまるところを知りません!
今回の新刊は精密金属加工の株式会社キャステムとタイアップして工場見学をするてんこちゃん達が描かれている「ホームセンターてんこ Ex.2」
キャステムという会社のパンフレットに掲載予定のマンガなのだそうですよ。以前ご紹介した「ナッちゃん」も日立工機さんの商品ポスターに起用されたことがありましたし、なんか勝手におカタそうな印象を持っている「技術屋集団」の会社の宣伝に見知っているマンガのキャラクターが起用されているとグッと親近感が湧きます。
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内容としてはてんこちゃんの姉がイベントの賞品として用意しようとしているトロフィーのてっぺんにつける可愛い人形を作ろう!ということで、てんこちゃんたちが持ち込んだフィギュアをモデルにして、キャステムの最新の金属加工の機械と匠の技で寸分違わぬ金属製フィギュアを造り出すまでの工程を描いていきます。
デフォルメされているとはいえ、人の形をしたフィギュアがガレージキットやプラモみたいにパーツ分割され、最後に一体のメタルフィギュアになって出てくるのはちょっとびっくりしました。小指の幅ほどしかない小さな電動ドライバーのフィギュアも欠けることなく作り出せちゃうんですよ(;´▽`A``
おまけでてんこが通う栗八高校の工作部の面々が登場する4コマもついていて宣伝マンガだけにはなっていないのも好印象でした。商業のコミックスとしては完結してしまいましたが、こういう形でキャラクターが残っていくというのはとても素敵ですね。


AmazonComic ZINでサンプルページの閲覧と通販ができますよ。

【既刊感想】
ホームセンターてんこ増刷への道+
ホームセンターてんこEX.
ホームセンターてんこ




木造建築50階
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なんだか凄く鬼気迫るゾンビのサークルカットを拝見して気になって伺ってみたサークルさんです。
新刊の「CRUELER THAN DEAD」はそのものズバリゾンビもの。
サークルの主である漫画家の佐伊村司さんが原案で、作画は高橋構造さんというお知り合いの方が担当されている作品だそうです。
ある日突然人々がゾンビになった世界。母親がわが子を、子が親を襲い、満たされぬ渇きを潤そうと互いに相食む終焉の世界を、サークルカットどおりの非常に重厚かつリアルなタッチで描き出します。
ゾンビが死者の頬肉に噛み付いてびぃーっと食い千切ろうとしている描写とかいいですね。
お話し的にはゾンビゲームのオープニングみたいな感じで終わっているので、続きも読んでみたいですね。

続いて前回のコミティアで出していたのが「スズメグ」
こちらは佐伊村さんの初のオリジナル同人誌だそうで、一転してコメディもの。
性格は正反対だけどなんだかんだで仲の良い女子高生二人組が主人公で、そのうちの一人、レディースみたいな風貌だが極度のメンクイのメグが、毎回イケメンに一目惚れしては相棒のスズの助けを借りて恋を成就させようとする物語です。可愛いけどクセモノのスズの暗躍に思わず目が行ってしまうのですが、それ以上のインパクトでもって最後はメグがキメてくれます。この二人…どっちもクセモノすぎる…!w

そしてこのサークルさんに委託という形で置かれていた同人誌が、商業誌で連載され、最近完結した「メテオさんストライクです!」の番外編~究極の愛の試練の巻。
著者のたくじさんご自身の手になる、時間的には最終回のあとの物語になる番外編です。
最終回でユズと恋仲(?)になったヒロ。例によって地球に迫る怪獣を倒すパワーをメテオさんに送るため「愛の試練」を課されることに。しかしその試練というのが…「三枝ユズと一週間以内にSEXをして来い!!(原文ママ)」
おおう…作者自ら18禁展開か!?この試練の行く末は…!?

……
あーうん…色々最終回が台無しだね、良い意味でw

木造建築50階さんの本はComic ZINに委託予定
たくじさんのメテオさん本はとらのあなに委託されているようですよ



うめしそぷろじぇくと
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先日読んだ「夜明けの図書館」がえらく私の中でヒットしまして、そのマンガのテーマだった図書館のレファレンスサービス(来館者の探している本を探し出してくれるサービス…でいいのかな?(;´▽`A``)に関する本をぐぐっていた時に出会ったサークルさんです。
「レファレンスシリーズ」は著者のかのはら美友さんが1999年から続けている、そのものズバリ!レファレンスをテーマにしたマンガです。図書館内のサービスにとどまらず、自称「ただの本好きのおばさん」が、町の図書館の図書館員、古書店の店主、果ては部外者の利用にはアポイントが必要になる大学医学部の図書室にまで顔が利くという広い人脈と深い本に関する知識でもって、様々な理由で困っている人の探している本をどこからか見つけ出してくるという筋。
毎回8~12ページ程度で長さはそれほどでもないんですが、舞台になる図書館や古書店の業界話的なネタが結構出てきてそれが刺激的でした。
図書館から持ち出された貴重な本の行方を探すミステリ的なものから、ファッション雑誌に何気なく写っていたこの世に一冊しかない超貴重な本の背表紙を見つけて騒然とする古書店の人々のコメディとか、古書店を継ぐことを嫌う息子とパパとの本を介した家族の物語だったりとシチュエーションが幅広いのも良いですね。



ドアビートル
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「スターストリングスより」という本がティアズマガジンでレビューされていたので拝見してみました。
とある星で生まれ育ったたった一人の人間である少女・コロルが、ある日天から降ろされた光る謎の糸を見つけることから始まる物語。コロルが揺らすと糸から反応が返ってくることから糸の先に自分と同じ人間がいることを予感したコロルは、一目会いたさに意を決して装備を整え、糸を登りはじめます。高い標高で寒さにふるえ、糸から離れたらたちまち死の世界へと投げ出されてしまう宇宙を渡って遂に糸の先にある星へと辿り着いたコロル。そこで出会ったのは…
その先に希望があると信じ、ひたすら糸を手繰って過酷な旅を続けるコロル。
孤独に耐えかねた時は手製のバイオリンの弓で糸を震わせ音楽を奏で、自分を奮い立たせます。その表情がなんともいいんですよね。がんばれがんばれー!って応援したくなるほどに。
ぷにっとした可愛らしい絵柄だけでなく壮大な星の描写にも圧倒されます。
ファンタジーがお好きな方なら是非ご一読を。

とらのあなに委託されているようですよ



トキワ荘プロジェクト
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漫画家を目指す人のために都内でシェアハウスを世話したり、マンガ関係の仕事を斡旋したりしているNPOが発行する、マンガ家になりたい人のための現実的なキャリアプランを提示してくれる同人誌「マンガでメシを食っていく!」
ここでは漫画家を一直線に目指す人、イラストなどマンガ関係の仕事もしながら漫画家を目指す人、クリエイティブな仕事をしつつ漫画家を目指す人の3タイプに分けて、それぞれに何段階かの目標を設けてそれぞれの段階で必要なアクションを具体的に提示してくれるとても参考になる本です。業界の事情や現在現役でご活躍されているプロの方の体験談、そして編集者側の本音などを織り込みつつ提示してくれるので非常に納得できるんですよね。
マンガが大好きであまりコミュニケーションに自身がなく、なんとなーく絵を描くのが好きだから漫画家にでもなれないかなあなんてぼんやり思っていた時期が私にもありましたが、まあ兎にも角にもまず思ってるだけじゃなくてまずは「描け」と。1000ページ描けばそのうちに漫画家になれる!という超長期的な目標から、ぐっと直近の目標として「一ヶ月に1本はとにかく描け」。そして「仕事が忙しいから」とか「疲れているから」とかどんな理由があろうともこれは死守せよ!という厳命。マンガ描かないことには評価のしようもなく、成長もありえないと…いちいちごもっともでございます。
既にそこへは踏み出している方も、「マンガの仕事だけで9万円稼げるようになれ!」 それをクリアしたら「月18万稼ぐようになるには!」とかそれぞれの段階で迷ったらこの本を開いてみると、何らか該当する具体的な答えが見つけられるのではと思います。漫画家を目指す自分が先々でどのようなことを考えなければならなくなるかということを知っているだけでも随分違うと思います。
特に目指さない方でも、マンガ家という職業のナマの部分が垣間見えて楽しめると思いますよ。



Kさんドリル

Kさんドリル 2

Kさんドリル 2

  • 作者: Kさん
  • 出版社/メーカー: 銀杏社
  • 発売日: 2011/11/11
  • メディア: コミック


以前こちらでもご紹介した、崖っぷち30代漫画家を主人公にした七転八倒の物語「Kさんドリル」の2巻がコミティアで先行販売されていました。著者のKさんも会場にいらして購入した本にサインを描いてくださるというサービス付。
このファンと直接会えるサイン会をするというイベントは、1巻でも今回の2巻でもKさんドリルの元となった「ハナムラさんじゅっさい」の著者ハナムラさんのサイン会に行くという形で、とりわけKさんにとって印象深いイベントとして描かれています。今回の即売会はKさんにとってどのようなイベントになったのでしょうか。
お話としては紆余曲折あったものの、Kさんの連載も軌道に乗り、「ハナムラさんじゅっさい」の連載も終了したこともあってKさんに周囲の期待が集まってくるという、漫画家として新たな段階に進んだ感のあるエピソードなどが印象的でした。
「マンガでメシを食っていく!」を先に読んでいたので、そのモデルケースとしてもとても楽しめましたよ。




以下はビブリオバトルの動画です

東京からはじめよう「ビブリオバトル首都決戦」
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