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COMITIA98 同人誌感想1 [同人誌即売会]

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即売会名: コミティア98
開催日: 2011/10/30
メディア: コミック






今回は同人誌即売会コミティアで購入した同人誌の感想をつらつら綴っていこうと思います。
前回の8月のコミティアはあいにくの悪天候で難儀しましたが、今回はすっきりした秋晴れとなりました。ちょっと肌寒かったかな(;´▽`A``
コミティア終了後アキバに用事があったため今回は前もってチェックしたサークルさんのみを廻り、そういった意味では私の知らないサークルさんとの出会いが得られなかったのが心残りではありましたが、不思議と前もって用意した予算はきっちり使い切り、どころか不足して途中でビッグサイト内のATMに駆け込むという事態にもなったりして十二分に楽しめたので満足しています。
コミティア内のイベントとしてはマンガの描き方講座みたいのをされていたようで、普段同人誌を創って売ってるサークルの方も長年のペンの使い方で悩んでいたところが解決できた!なんて感想を見かけたり有意義な企画だったようです。コミティアは同人誌を売り買いするだけではなくて、マンガ好きな人が楽しめる企画を毎回やっていたりしてその辺でも結構楽しめるんですよね。

さて、それでは感想1回目をお送り致します。


TTT

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スポーツ万能、成績も全国でトップクラスの天才少女・日菜子さん。
けれど周囲に迎合しない性格ゆえかクラスでは孤立気味。
そんな彼女と、彼女の唯一の話し相手である野々原君との高校3年間を描いた物語7編がまとまった本が「日菜子さん」です。
言ってしまえば「ツンデレ少女」に括られてしまうんでしょうけれど、そんなインスタントな言葉にしてしまうのは勿体無いくらい二人の濃密な心情描写と情景描写が秀逸です。
文武ともに自分を遥か上回る才能をもちながら中身はごく普通の女の子。こじれやすい日菜子さんのプライドを傷つけないようよく観察し、包み込むように寄り添う野々原君が実に良くできた男前で…日菜子さんの才能を素直にリスペクトしつつ腐ることなく自分なりに少しでも彼女に近づこうと頑張っているらしいところとか、日菜子さんの気持ちをハッキリ優先する姿とか。
バレンタインのエピソードでは日菜子さんが自分にチョコを渡しやすいように遠まわしに舞台を整え、彼女が渡してくれるのを我慢強く待っている野々原くんのじりじりしてる様子と、なんだかんだで下校まで渡せなくて「あの橋の前で渡そう」とか「あのパン屋まで行ったら言おう」ともじもじしてなかなか切り出せない日菜子さんとの甘酸っぱ~いやり取りがああ~やばい…すごく良い!

TTTさんのページの方で各話の途中までが公開されています。
オフセットの総集編はとらのあななどで委託もされているようですので、読んで気になったら購入することが可能ですよ。


ミルメークオレンジ

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「めいなのフクロウ」や「デンキ街の本屋さん」を連載中の水あさとさんのサークルです。
新刊は高校卒業の日を舞台にしたお兄さん的ポジションの先生と卒業生男女の2人が焚き火を囲んで高校時代の思い出を振り返るちょっとしんみりしたお話。いやあ以前出した「帰れない二人」に続いて3年間という長いお祭りのような日々を振り返る卒業の日ネタは鉄板ですなあ。
焚き火にくべるものを探して散々な模試の結果とかエロ本とか取り出すたびに、まるで高校時代の写真を見つけた時みたいにその頃のことが去来して「ばっかでー」とか軽口を言い合う3人。徐々に「え、そんなものまで?」という思い出成分の強いものが登場して ぐぅっとこの高校時代から卒業して新しいステージへと旅立っていく卒業生二人の気分の盛り上がっていくお話作りが実にウマい。
いっぱいの思い出と同じくらいいっぱいの後悔を思い出の品と一緒に吐き出して、全てを灰にした二人に残ったものは… いやあ水あさとさんは泣き笑いなシチュエーションが本当に上手いんですよ。

Pixivの方でお試しが読めます。
まだ本日現在で情報はみあたりませんが、いつもどおりなら とらのあな などに委託されるんじゃないかなと思います。




アイボリタワー

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恋にオクテで干物で心の中は乙女だけど行動は少しおっさん入ってる化学教師・撫子さん(28)
2年前にお見合い相手からフられて傷ついた心を抱えつつ恋愛ごとはこりごりだと思っている彼女は、あるきっかけで小犬系の高校生虎彦くんに「先生のこと好きになっちゃったみたい」と人懐っこい笑顔で告白され、以来なにかとまとわりつかれるハメに…
「恋とはどんなものかしら」は芳文社のまんがタイムLovelyで連載されていた商業作品で、掲載誌の休刊を受けて描き下ろしを加え同人誌にまとめた作品です。
好きになりかけた男性にフられ、虎彦君が好きな彼の幼馴染の女子からはやいのやいのと勝手に嫉妬され、恋愛ごとはメンドウだ…と度々虎彦くんをつまみ出す。しかしそれでもメゲた素振りも見せずにあのテこのテで寄り付いてくる姿にだんだんと彼との時間が心地よいものと感じるようになっていく…。
話の幕間に登場キャラクターの設定が掲載され、雑誌の休刊が無ければ色々とお話に広がりを持たせる予定があった様子が窺え、勿体ないなと思える部分もあるのですが、全体的にはきちっと落としどころの用意された素敵な白馬の王子様的物語でございました。



まるちーず

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昔SEGAのメガドライブで発売された「モンスターワールド」の可愛らしいキャラクターデザインなども手がけたおおぞらまきさんのサークル。新刊は無かったようなのですが、私がまだ知らない既刊をお見かけするたびにぽつぽつと購入させていただいています。
2010年11月に発行されたプリンタ本「ねこちゃん」は、子供の頃に大切にしていた人形の「猫ちゃん」に「時空を旅する精神体」とやらが入り込んで喋りだすようになってしまい、精神体を追い出すためには人形に込められた「思い」を「消化」するべく子供の頃の思い出の場所を訪れる、というお話。
私も子供の頃そんな人形ありましたわ~ 手を突っ込んで手とか頭とか動かせる狐の人形だったんですけどアレ、どこ行ったかなあ…(;´▽`A`` などと思い起こしながら拝見しました。相変わらずメルヘンで可愛らしい絵柄でとても雰囲気が良いのですよ。



ぴよぷー本舗

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TRPGなどの非電源系ゲーム雑誌などで主にマンガを描いていらっしゃる金澤尚子さんのサークルです。
自分でも意外ですが伺ったのは初めて。
販売されていた「ぴよぷー玉手箱総集編 其の壱」はバンドブームと呼ばれていた1989年前後からの自伝的作品として発行した同人誌の中から選り抜いた一冊。社会人として働きながら無給のボランティアでパンクバンドやメタルバンドのマネージャーをしていた頃のバンドのヘンな人たち、そんなバンドメンバーに声をかけてくる怪しいTV局の人々など、当時のゆる~くて奔放なThe・若気の至り!みたいな面白エピソードや、バンド解散後医療助手として働いたバイト先のヘンな患者の人々の話、そして最後は漫画家として活動していた頃、お話好きの気の良い大家さんが倒れたことから大家さんの親族の骨肉の争いに巻き込まれ、遂には引越しを余儀なくされるというあまりのことに笑えるんだけどその笑顔が引きつってしまうような体験ばかり。金澤さんヘンなごたごたを引き当てすぎです(;´▽`A``
そして直近のものでは最大級のごたごたが「裁判のしくみ~無断転載絶対禁止~」
これは金澤さんがご自身の作品を承諾なしにケータイサイトに掲載され、最終的には裁判にまで至ったという体験をまとめたもの。
知り合いのツテで新しくケータイマンガサイトをオープンするという人を紹介してもらい、使えそうな作品を送ってくれという話になったのですが、仕事の報酬を含めた色々なところが不透明。作品を送るのと引き換えに約束したはずの契約書もなんだかんだ理由をつけて先延ばし。なにやら怪しいぞ、と思い始めた頃になんと無断でケータイサイトに自分の作品が掲載されてしまったのを見かけて金澤さんはぶっ飛びます。
慌ててメールを送ってものらりくらりとその場限りの嘘をつかれて報酬も当然入ってはこず、ていうか金額すら決まってない状況。金澤さんは遂に知り合いの弁護士を立てて相手を訴えることになります。そこからのエピソードがまた…開いた口が塞がらないとはまさにこの事。第三者的には十二分に面白い悲喜劇となっているのであります。
サラリーマンならこういうとき自分の会社が護ってくれるけれど、フリーランスである漫画家は自分がしっかりしてないといいように使い棄てられかねません。金澤さんの物怖じしないクソ度胸と、広い人脈を駆使して戦っていく様子がなんとも痛快!漫画家に興味がおありの方は知っておくといざというときに頼りになる本だと思いますよ。



宵街UNION

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あなたの街にもきっとある、便利なコンビニ「ジラフマート」
普段はコンビニの店員をしつつ、街に怪人が現われるとジラガールに大変身してご近所を守る変身ヒロイン・リコさんの日常を描くコメディです。
今回は冒頭のハロウィンネタでいきなり新人店員サトミのラブリーな天使コスが…!
割と普通にタメになるハロウィンの薀蓄を披露しつつ、いつもより気合の入ったwリコさんの変身シーンや、相変わらず描き込みが凄まじいコンビニ店内の様子とか、ベテラン店員・ヨシコさんのやらしい感じの舌ペロとか後日譚を含めてドタバタな展開と相変わらず見所が盛りだくさんです。
…ていうか本当に背景密度がスゴイ…(;´▽`A``
新刊はCOMIC ZINに委託されているようですよ。





黒電話

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前回から伺うようになったサークル黒電話のとんぷさんの作品は謎のウサギと同居する冴えない男のやり取りを描いた物語「俺の部屋にはウサギが居る~飼い主風邪をひくの巻~」
今回の新刊ではまあなんと言っても風邪をひいて寝込んだ主人公の家に、気づくと裸エプロンで台所に立つ素乃子さんの姿が…という夢のシチュエーション!Σ(; ゚Д゚)カッ
そういえば自分もこういうの観たことあるなあと思いつつ、うたかたに記憶から消えていったあの時のおっぱいの感触を思い出そうとするのでした。



デジラボ

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サークルカットを眺めていたら見かけた「ワリキリ侍セップくん」なるイカしたタイトルと、やたら爽やかな若侍の表紙に惹かれて伺ってみました。
「ハラを切らずにワリをキル…どんな理不尽なシチュエーションもスイッチ一つでワリキレル」
元々は女性用ラブドールだった男性人形が、落雷に打たれて侍になったとかなんとかいうセップ君を主人公にしたナンセンス4コマ~8コマのマンガ。お腹に開いた穴に短刀を差込みガチャリとハラをキル動作をするとスッパリ気持ちを切り替えることができる、という仕組みがあるのですがあまりそれは活かされて無い様子(;´▽`A``。基本的に会社員として働くセップくんやその周りに現われるコワモテだけど実害のあまり無い謎の組織の者共やら、ヤンキーみたいのがやっている下請けの製作会社の超体育会系なノリやら、爽やかフェイスでエロいことには我が身を省みないセップくんの潔さやら、とにかく突破力が光る作品でした。
そしてやたらウマそうな豪勢な丼が表紙の「○×△ちゃん」は、原始の時代のとある女性とそのおこぼれに預ろうとくっついてくるハイエナ三兄弟が食欲を満たすために平原を駆けずりまわるドタバタコメディです。なんとキャラクターにセリフの無いサイレントマンガなのが特徴で、獲物を追って平原を駆けまわり、天敵には追い回され、森に、海にとジェットコースターのように次々ととんでもないものに出会うシチュエーションの連続!多少絵だけでパっと理解できないコマもありましたけど、目的が「食欲を満たすために獲物を追う」というシンプルなものだけにそれほど無理なくスラップスティックな物語を楽しむことができました。



2娘-nico-

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むっちむちで健康的なフトモモを描かれる乙女サバさんのサークル。
ある日Twitterで2娘のウェブサイトで公開されている番長マンガが面白いという呟きを拝見して読んでみたところ、そのまつげの長い少女漫画ぽい絵柄にむっちりフトモモ、そして妙なテンションのギャグが面白くてこりゃ行かねばなるまい!とスペースの方に伺ってみました。ご本人もサークル名の通りニコニコーっとしたとても明るい感じの方で、販売している同人誌もどれもが楽しんで創ってるなあ!って感じがバリバリ感じられるものばかりでした。
「あっそーれ」というシリーズは、ヘンな性格の友人の男子たちと、それに巻き込まれるツッコミ役のヒロインが毎回学校で珍妙でナンセンスなやり取りをする学園コメディものです。かなり自由な感じで、いきなり「幽霊に憑かれた」と宣言して見えない何かと会話をしだす友人の言動に振り回されたり、二足歩行するでかいサツマイモの生徒が出てきてキラキラした目と妙に高いテンションで場をかき回したりケツアゴ&ムキムキの美少女が出てきたりと終始ハイテンション&ノンストップで駆け抜けていきます。
装丁もやたら凝ってて各巻の表紙はエンボス仕様(模様を浮き上がらせたり凹ませたりする)、角は丸くRがかかっていたり、色使いもカラフルで非常に楽しい感じが出てていいんですよね。
そしてもう一冊の「花と砂糖と君が好き」は、クラスの友人に合わせて本当の自分が出せないことに悩むヒロインが、周囲に迎合せず独立していてクラスでも浮いた存在である緑山さんに出会い、本当の自分をさらけ出すことができるようになっていく物語。友人達の話に合わせて、本当はそんなこと全然思ってもいないことを口にする。他人が持つ自分のイメージから外れないように波風立てないように過ごすヒロインが彼女と会って正直な心情を吐露するシーンはなかなか印象的で、少女漫画ではよくあるテーマではあるのですが、いいなあと。



ANIJO

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「ANIJO3.5」は とあるアニメ背景会社に勤める花井さんが描く実録アニメ業界マンガです。
今回は3.5というナンバリングをされてるので番外編みたいな感じなのかな?
ボリューム的にはいつもよりは少ないですが、相変わらずのアニメーターのちょっと普通とは違う生活ネタがあれこれ入っています。それぞれの登場キャラクターの休日の過ごし方は1日中がっつりアニメ視聴かと思ったのですが意外に人間らしい生活をしてるようでほっとしたり(;´▽`A``
アニメのプロデューサーをしている新人社員の女の子の姉が出てきて、アニメ製作の上の方の事情が垣間見えたのも面白かったなあ。

今回のお話は含まれてませんが、ここまでのお話が掲載されたPixivの投稿がありましたのでリンクしておきますね


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