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COMITIA95 同人誌感想1 [同人誌即売会]

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即売会名: コミティア95
開催日: 2011/02/13
メディア: コミック










少々遅れてしまいましたが、2/13に開催された恒例の
COMITIA同人誌レビューをお届けします。
今回も今のところ全3回を予定しておりますが、
購入した点数がいつもより若干多めなのと仕事の繁忙的なもので
多少間があく可能性があるかもしれませんのであらかじめご承知置きを…(;´▽`A``

さて、大人らしい予防線を張ったところで今回のコミティア、
いわゆるバレンタインデー前日という時期のため、恒例の
購入した方にチョコを付けてくれるサークルさんがちらほらいらっしゃいました。
種類としてはチロルチョコが多数を占めるわけですが、
最近は自分の描いた絵を包装紙に印刷してくれる
「DECOチョコ」なんてサービスがあるんですね。
来年は各サークルさんのチョコ収集をしてみるのも一興かもしれませんね
…って破産しそうですが(;´▽`A``

それでは今回もはりきってどうぞ~

千縞堂
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「果ての灯台シリーズ」

村はずれの古びた灯台に住み着いた謎の男・キインさんと
他人同士ではあるようだけれど、キインと一緒に灯台に住み着いた
しっかり者の女の子・ジニー。
そして二人を取り巻く村の人々との日常を描く物語。
マイペースでのんびり屋のキインさんと、大人顔負けの働きぶりを見せるジニーに、
始めはよそ者の二人を遠巻きに見ていた村の人々もやがて打ち解けると、
この牧歌的な村にある緩やかな恋物語が見えてくる。
基本は小さくても一人前の振る舞いを見せるおしゃべりでキュートなジニーの
日常の風景を描き、ジニーが淡い恋心を抱いているらしい素朴な性格のキインさん、
そして二人を何かと気にかけてくれる宿屋の女将に
よそ者のキインさんを警戒するものの、一方でジニーに淡い恋心を抱く少年など、
どこかのんびりした日常のやりとりを楽しむ作品です。
お話もそうなら、絵柄も実に雰囲気いいんですよね。
ジニーちゃんのふっくら柔らかそうな顔つきや、しっかり描かれた小物類、
背景の美しさなどがたまりません。

著者のHPにてサンプル画像があります



サイタマ新都心
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「猫またハイロシリーズ」
今は会社勤めをしているかつて商業誌で描かれていた著者が、
数年ぶりに書き下ろした作品。
飼い主のヤマトが生まれた時から一緒だった、20歳の老猫・ハイロ。
ある日ヤマトの夢枕に立ち猫又になるべく修行をすると告げる…。
飄々としてあまり感情を表に表さないハイロと、そんなハイロにベタ惚れなヤマト。
猫又になるための修行に興味津々なヤマトがハイロに煙たがられるコミカルなシーンや、
時には惜しみなく愛情を注いでくれるヤマトの気持ちをきちんと受け止め
誇りに思っているというハイロのセリフがあったりと、ああこんなことウチの愛猫も
思ってくれてるといいなあ… みたいな一人と一匹の強い絆に憧れたりします。
猫又になるための学校のようなものがあって、そこからやってくる同じ修行猫仲間の面々や、
人の姿にも化けられるハイロたちの試験管であり担任の猫又導師たちなど、
登場キャラクターがどれも魅力的。
特にトラでありながら自分が「特別大きくてかっこいい猫」だと勘違いしている
アホの子、ザナヴくんの底なしのポジティブさは、どんなにシリアスなストーリーにも
良いカンジの笑いを提供してくれる大好きなキャラです。(;´▽`A``

著者のHPにて試し読みができますよ



まるちぷるCAFE
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「うっちー3LDK クロニクル」
丸みをおびた可愛らしい絵柄に、ちょっと身近な近未来の生活を描くサークルさんです。
毎回きっちり新刊を出してくださるので、いつも伺わせていただいてます。
さて、今回の新刊は「家事をサポートしてくれる愛嬌のある思考型コンピュータ」通称・うっちー
のある家庭をテーマにした物語。
うっちーは日本的な普通の家に目と口と一対のアームがつけられ、
家の中の様々な場所にも同じようにうっちーのパネルがくっつけられ、
それが家事を代行してくれるというもの。
物語はこのうっちーの生みの親となる開発者の青年と、
彼をサポートすることになった将来の嫁さんとのなれ初めと、開発までに至るまでの紆余曲折。
そして「うっちーに頼り切った生活を送ると責任感がなくなる」
という世間の風潮に生まれた頃から悩んできた、開発者の夫婦の間に生まれた娘と
その同級生の少年との物語など、うっちーが活躍する物語というよりは、
「うっちーのある生活」に関わる人々のドラマです。
あらぬ風評に悩んだりもするけれど、最終的には明るい未来を想像させる
素敵なエンディングは、このマンガだけでなく、著者のなかせよしみさんのカラーとして
私がとても素敵だなあと思えるところです。

コミックZINさんで購入ができるようですよ。サンプルもあります。



The Lostwomen
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「PRIVATE WORLD」
おそらくコミティアのレビューに載っていなかったら
私は決して手に取らなかっただろうジャンルのマンガ。
今回のコミティアのアンケートではトップの支持を獲得した作品です。
主に1975年~1985年あたりに流行した洋楽ロックが繋ぐ
30にして一人暮らしを始めた長野君と、引っ越し先のアパートで偶然お隣になった
無愛想な謎の女性との、ラブになるかに見せかけてならない青春物語。
作中は著者のザワ・フリークビートさんによる「初期パンク」「パワーポップ」「ネオモッズ」
「ニューウェーブ」などで括られるこの年代の、日本ではあまりメジャーとは言えないバンドの
音楽がふんだんに登場し、長野君が音楽の歌詞にかこつけて謎の女性の名前を尋ね、
そのクサさに却って女性からジト目される一幕などもあったりして、
洋楽には縁遠い私でもこのキマりきれない2.5枚目な物語のノリが凄く面白いところです。
勿論、この年代の同好の士であればきっと「あるある!」と共感し、
「音楽の趣味はぴったんこだけど、音楽にしか興味な~い」という態度の
謎の女性がたまらなく魅力的に見えることだと思います。
2巻のラストで30過ぎた一介の洋楽フリークの長野君に大きな転機が訪れます。
各巻でその年代に活躍したバンドのジャケットを模したポーズをとる二人が描かれる
表紙のアレンジ具合がまた良いカンジ。
この先の展開もすごく楽しみな一作ですよ。

HPで物語が読めますので、是非どうぞ。



Kで会うならば
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「ばちあたりけい!」
高校時代に修学旅行先で出会った弥勒菩薩像に惚れこんだ真宮香(21)、
構想6年、製作期間2ヶ月にして紙ねんどで手製の菩薩像を作り上げる!
「やんごとねぇ!」
とそのできばえに…慈悲深いアルカイックスマイルに身もだえする香。
その瞬間、香の前に像から謎の少年が顕現した…!

前作「さらば、やさしいゆうづる」などコメディの中にちくっとした心の痛みのような物語作りで人気の高い
小沢イネさんの新刊です。
いやー 今回のはバカなノリですw
仏像が好きで好きでたまらず、本気で菩薩と入籍まで考えたことのあるくらい
仏教ワールドにハマりこんだ女性と、実は紙ねんどの精なんだけれど、
彼女に弥勒様だと勘違いされ、妄想が暴走する香に振り回される少年の物語。
何かにつけて仏教の物語になぞらえて大騒ぎするギャグは、
立場こそ違うけれど中村光さんの「聖☆おにいさん」みたいなカンジ。
ツッコミ役の紙ねんどの精も可愛らしいし、
きちっと一冊の中で物語を完結させる構成力はお見事です。

委託通販もされているようなので、気になりましたらどうぞ。



パコキリン
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「魔女のイエハリ」
商業誌で「アクジキ」や「セカイのミカタ」など、ダイナミックなアクションシーンが魅力の
鈴木小波さんの新刊は8ページのショートショート。
いわくつきの洋館。
そして、その洋館にいつも独りぼっちで窓の外を眺めている少女。
雪の降る日、少年は少女と出会い、中庭で雪見お茶に誘われる。
おしゃべりで可愛らしい少女。
しかし彼女の名前を尋ねると…
最初に読んで「ええっ!?なんだ、このオチ?」と戸惑って
二、三度読み返すとちょっとダークなこの物語が楽しくなります。
最後のページの間の取り方が好き。



素路
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「高橋さん」
「先生 私、チンコが欲しいんです。」
そう言って自分を見つめる少女。
まっすぐで 敏感で 自分が中心で…
そんな一途な危うさを持った女子高生、高橋さんと先生の物語。
彼女の意図を図りかね、しかしその姿に切実なものを感じ取った先生は、
彼女の求めに応じることに。 そしてその時高橋さんの取った行動は…
冒頭のインパクトのあるセリフとは裏腹な、青春のほろ苦さを感じさせる物語。
病的なまでの瞳で先生に迫る高橋さんの、33ページの表情がなんとも
ホッとする読後感サッパリのいいお話でした。



Itami Works
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「あの…これ…私からです!」
コミティアの開催日が2/13ということで時節がら、
バレンタインデーをテーマにした作品もちらほら拝見できました。
図書委員で一緒になった高校生男女の、8ページのショートショート。
図書室の貸し出し業務で一緒になった二人。
チョコ菓子関連の本の返却が多いな、とどこか他人事のように笑う男性に、
「きょうは14日なんですよ」とどこかそわそわしている女の子。
もう見え見えの展開なんだけれど、クライマックスの見開きはインパクト抜群!
いやもうこんな言われ方されたら男性は一発ですね。
やきもきする女の子が可愛すぎます(;´▽`A``

とらのあなコミックZINなどで数店に卸しているようです。



lix
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「放課後の撃墜王」
今回のコミティアのイラストを担当した橘りたさんの作品。
特に付き合ってるわけではないが、毎夜ネットのシューティングゲームで
コンビを組む高校生男女の話。
ある日女の子にクラスでも噂の好青年から告白され、
特に相手の事を知ってるわけでもないけど流れで付き合い始める。
お付き合いは順調で、けれどなんとなく別れ別れになってしまった二人の
揺れる気持ち。
ラストの二人の距離間は、らしいといえばらしいけれど、好青年が微妙に可愛そうな感じ(;´▽`A``
一方の主人公であるハズの男の方が待ちキャラになっちゃってるのも
個人的にはこんなに都合よくしちゃっていいのかなあと思わなくはありません。
間の取り方とか表情とか、悪くないんですけれど。

この本は橘さんご自身のサイトか、コミックZINさんで手に入るようですよ。



腹痛ダイナー
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「よい子の献血マンガと細かいのまとめ」
コピー本で出していたショートショートをまとめてオフセット本にしたもののようです。
可愛らしいキャラクターで、ネジが1本飛んだような不条理ギャグの本になっています。
中でも私は、ほんの2ページのショートショートなんだけれど、
飛び降り自殺でビルから降下中の少女が、地面に激突するまでの物語が一番好きかも。
死を意識した瞬間の、ほんの数秒、スローモーションのようにゆっくりと流れる風景に、
まるで他人事のように淡々とモノローグで喋り続ける女の子が面白い。
最後にちょっとした未練(?)みたいなのが生じたところでラストを迎える
そのブラックさ加減もある意味不謹慎だけれどやっぱり笑ってしまいます。(;´▽`A``



ぱへかへ
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「Request?」
先日単行本の「くろよめ」も発売された、かずといずみさんのコピー本です。
単行本作業の合間に作ったという今回の内容は、
ネットでファンのリクエストに応える形で作ったまさにタイトルどおりの内容です。
数点の女の子のイラストと、唐突に始まる3ページのバレンタインデーマンガで、
「ある女の子が好きな女の子に本命をチョコを渡したんだけど友チョコと思われてしまう」話。
まあ まあ…まあ
今回はお忙しい中でのコピー本作業なので、多くは望まない方向で…(;´▽`A``

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