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COMITIA100 同人誌感想1 [同人誌即売会]

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即売会名: コミティア100
開催日: 2012/5/5
メディア: コミック










5/5に遂に100回を迎えた同人誌即売会COMITIA。
スタートは1984年というからファミコン発売の1年後からスタートして、「歴史」と言って良い厚みをもった即売会になりました。
いくつもの即売会が泡沫のように現れては消えて行く中、しかも既存のアニメやマンガのいわゆる二次創作というジャンルではなく、オリジナル、創作という一見さんには非常に敷居が高いジャンルで継続されてきたことは本当にすごいことです。
そして100回目の節目となった今回は、それまでの最高が3600サークルだったコミティアの規模を遥かに上回る5600ものサークルが参加し、即売会では別格と言えるコミケの会場ともなる東京ビッグサイトの東片側ホール全て(4・5・6ホール)を埋め尽くす1日限りの大イベントを迎えたのです。
その影響はまず入場証にして参加サークルのカタログ雑誌の役割を併せ持つ「ティアズマガジン」の分厚さに出て、ハッシュタグ#comitia #comitia100 などを利用してのTwitterでのサークルさんの事前PRの多彩さにも出、当日の開場前の人の混雑っぷり、閉館ギリギリまで歩いてようやく全てのサークルさんを周回できる規模となった会場の広さに出て、ついでに持ち込んだ3DSのすれ違い通信の多さにも出るという、もうありとあらゆる機会に感じさせられる事となりました。ビッグサイトの1ホールを使う規模になったと聞いて驚いていたのがついこの間のことのような気がしていたのに… と古参を気取った話はここまでにして、それでは今回もそんな規模で開催されたコミティアで購入してきた簡単な同人誌のレビューをしていこうと思います。
毎度同人誌を読んでは忘れないうちに感想書いて、とやってるのでいつもの3回で収まるのか、2回とかで終わっちゃうのかうんざりするほど続いちゃうのかは分かりませんが、いつものようにマイペースでいこうと思います。
よろしければお付き合いくださいませ


青稀GALLERY
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ねこぐるい4
@バンチで「あねちゅう」を連載中の青稀シンさんの、猫にマジキチと言われるほど異常なまでの愛情を示す、独身女性・美奈子さんの日常を描く物語第4弾。
今回はいつもの顔面崩壊したアヘ顔全開で擬人化された愛猫たちにむしゃぶりつく様子も描かれるのですが、更に「犬派」の友人との着地点の見いだせない犬猫論争がヒートアップしたり、突然部屋からいなくなってしまった愛猫の行方を探して狂ったように警察官に食って掛かったりと周囲への迷惑計り知れませんw モンスターペアレンツというよりもはやモンスターそのもの。
そんな美奈子さんに飼われている猫たちも妙なフェチズムを曝け出すお話があって登場人物全員狂気の沙汰ではありません。
しかし毎回顔面崩壊のアヘ顔晒して猫にむしゃぶりつくお話のパターンは一緒なのになんでこんなに面白いんだろうなあ。アヘ顔晒す直前までの話の溜め方、そして晒した直後からスタートするノンストップの強烈なオーバー表現がジェットコースターのようで爽快なんですよね。
軽く物理法則を無視して、脳からほとばしるイメージがそのまま表現されたような美奈子さんの姿、いやあ凄いですw

とらのあなでの通販が開始されてます。
【既刊感想】
ねこぐるい 1,2
Jaパニーズドリーム!総集編1,2/Jaパニーズドリーム!番外編 美奈子のどきどき面接バトル
ねこぐるい3
ねこぐるいの休日
おふとんの誘惑



友情出演
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異例ざーのお話
テーブルで書き物をしていた時、ふと手元にあった消しゴムがないことに気づく。
よくあることですよね。
転がり落ちたかとテーブルの下を覗き見ると… 佐藤君は転がり落ちた消しゴムたちが集まるだだっ広い空間に迷い込んでしまう。
そこに現れたのは思慮深くモノを喋る消しゴム。彼は同じようにどこからか迷い込んだジャージ姿の社会人・山崎スミレと共に、元の世界に戻るために消しゴムでひたすら自分の足元の影を消し続けることに。
まるで修行のような拷問のような話だけど、スミレ姉さんがどこからか取り出した酒を片手にほろ酔い加減になってたりして雰囲気はまったり。16歳の青年・佐藤君は、そんなのんびりした世界で自分の影を消し続けているうち、まだ何者にもなれていない自分の人生のようだとふと感傷的になっちゃったりする。いや~ 青いですねぇ。
そんなん自分だって今だに云々とか思っちゃうけれど、まさか消しゴムに諭されるとは…。
そしてまだ何者にもなれていないことでは同じではないかと思われる社会人のスミレからのザックリとしたエールも心地良い。
全体的に青臭~い説教マンガの印象ではあるけれど、シチュエーションの面白さとカラッとした後味は好きな感じです。

ペーパーによると夏のコミケも参加予定だそう。
【既刊感想】
形見と遺詠
冬の情景/勇者になりたいゴブリンで小話



White River Works
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問答無用でお願いします 惨-Third-
山高帽に豊かなおひげ 思慮深くダンディな顔立ち
しかし首から下は首元の襟とネクタイ、そしてパンツと黒のソックスの他は一糸まとわぬジェントルメン
彼の母国ではそれが常識。 人は彼を「A国紳士」と呼ぶ―
お久しぶりの変態紳士。待ってましたw
変態紳士というよりは彼の母国ではそれがフォーマル、文化の違いだから仕方ない。
そんな紳士が神秘の国・日本でふと見かけたとある紳士の出で立ちに衝撃を受ける、というごく短いお話でありました。
そうそう。この本で出てくるようなヘンタイにはあまり出会えないかもしれないけれど、渋谷・原宿や秋葉原周辺で闊歩する奇抜なファッションの男女などを見て、同じような衝撃を受けている外国人の方などはいそうだよな。そんでもって驚いている外国人の方の出で立ちは逆に日本人からしたらありえなかったりするの。
5ページほどのA国紳士のお話の後には、本来描く予定だったという猫耳娘と魔女っ子ものぽいキャラクターのラフ画が何点か。どうもそちら系のマンガがゆきのさんの本流ぽい感じなのですが、逆に私はA国紳士ものしか拝見したことが無かったのでちょっと衝撃を受けたりとかしてました。次回も楽しみにしております。

【既刊感想】
問答無用でお願いします
問答無用でお願いします!痛



反転空間
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首無し勇者はかくありき
コミックフラッパーにて「心霊写真部」を連載中の反転邪郎さんの新刊。
幼なじみの魔王の為、宰相の言われるままに勇者の首を討ち取った名のある“狩人”の末裔・スー。
しかしその直後、現れた宰相は「これで貴方の慕う魔王様はいなくなる」という謎の言葉を残し、油断したスーに致命的な一撃を浴びせて魔物のうろつく森に放置し去っていく。
意識を取り戻したスー。
しかし瀕死の彼女を手当したのは、誰あろうスーに首を飛ばされたハズの首無し勇者だった!
なぜか身体をバラバラにされても死なない勇者の人懐こさに負け、スーは彼と共に幼なじみの魔王の居城へと乗り込むことになるが…
のほほんとした不死身の首無し勇者のコミカルさ、そして突然牙をむいた宰相が言ったあの優しい幼なじみの魔王に何が起こったのか…?というシリアスさのバランスが非常に良く、首無し勇者という設定をきちんと活かしたクライマックスの解決方法やオチも含めて楽しめました。
宰相がもっと歪な表情をしてくれたらもっと良かったかなと個人的には思ったりしましたが、再会した宰相の口上ににたっと笑う勇者の生首とか、このシチュエーション…ほんと捨てるところ無い設定の活かされ具合が本当にウマい。
こちらのサークルさんの作品は安心して読めますね。

ブログの方で冒頭数ページのサンプルが掲載されています。
通販ではとらのあなに委託されているようですよ。

【既刊感想】
勇者育成講座/磨王と勇者はかくありき/霊ビ部屋



ENOKIX
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どうたん!
人の心が読めてしまう少女の物語「琴浦さん」でおなじみの えのきづさんによる新刊は、2~6ページの短編3本が一冊になったもの。
洋楽聴いてる系イケてる女子アピールがうざ可愛い女の子が出てくるあるあるネタや、グレイやタコ型火星人といったステレオタイプな宇宙人たちの姿が実は着ぐるみだった、というシチュエーションで始まるアホなやりとり、そしてヒーローモノの悪役として就職を目指すも就職難のご時世、悪事を働いた経験(悪歴)が無いことで採用されず悩んでいる女の子が登場するお話とバシッとヘンテコな世界観でひと笑いさせてくれます。
特に最初の「イケてる女子」は、ちょっと あずまきよひこテイストのうざい感じが絶妙w
あとお仕事情報が掲載されたペーパーの方には、琴浦さんが鳥取県の琴浦町とタイアップするという企画も進行中だそうで…ご当地戦略ときたら次はいよいよアニメ化か?…なーんて(^_^;)

【既刊感想】
ハグレクラシ/RoseMary
ちびきし
魔法少女パラケル ぜんぶ!



光速船と飛井類司
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すがわら光速まとめ
商業誌で「おされま!ギニャーズ!!」や「快速!FREE NOTE Book!! 」などを描かれる すがわらくにゆきさんの過去のコピー本やペーパー、ボツネタなどを集めた本。
すがわらさんと言えば、すっとぼけたキャラクターがボケ倒すオチが魅力的な漫画家さんという印象を持っているのですが、そのテイストはこの過去作品にも遺憾無く発揮されています。
マフィア団を旗揚げしたものの虫も殺せぬ心優しいボスに振り回されまくるギャングたち、藤子キャラや名作劇場のキャラを台無しな感じでパロった1ページマンガ、思いついたネタが別のマンガで既出だった為自ボツにしたもの、そしてまともな萌マンガを目指したすがわら式美少女女子高生(w 4人組のだらだら日常4コマ、そして過去に配布されたペーパーも収録されたごった煮な内容。いやあ正直長いページ数のマンガはそれほどでもないのですけど、4コマとか一発ものの不条理キャラ描かせたらウマいですなあ。

【既刊感想】
快速!FREE NOTE BOOK!!



サマーギフトくらぶ
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ヴィジュアル系同人サークル
COMITIA初参加されたというサークルさんのようです。
いやあこのタイトル、表紙が白眉ですね。
そしてヴィジュアル系バンドのノリを同人サークルに移植したお話が私のツボ突きまくりw
新作同人誌を「ニューアルバム」
同人誌即売会を「ライヴ」
夏コミを「サマーフェス」
とか呼んだりする中堅どころの4人組(+α)人気ヴィジュアル系同人サークル「神眼盗威(シンメトリィ)」。
とあるオンリーイベントを終えて次回はサマーフェスだ!とファンに宣言した彼らに、「方向性の違い」的なアレで突然解散の危機が!
お話はそのロックバンドにありがちなシチュエーションを同人誌サークルに置き換え、その葛藤と別れ、そして再生までを描いた青春もの。彼らは至ってシリアスなんだけどちょこちょこ合間に小ネタが挟まって、笑える会話劇になっています。
そして驚いたのが、本編のあとに付録で収録された「神眼盗威」のこれまでの軌跡を描いたディスコグラフィー。
「北斗の件について」「漏電名電」など、有名作品のタイトルをパロった同人誌のタイトルと実際にありそうな本の内容、そしてこれをリリースした時のメンバーの軌跡などを実に28タイトル分も掲載しています。更に作中作というべき神眼盗威メンバーが描いた4コマも8ページに渡って収録しているなど、ヴィジュアル系サークルという思いつきぽい設定を遊びつくす心意気が突き抜けてて面白い!
いやあ これはいいですわー

書店委託などはされないようですが、自家通販には応じてくれるそうです。




三日で飽きる
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コミティア100なのにコピー本ギャグまんがだよ!
タイトル通りの12ページのコピー本です。
密書を届ける任務を負った幻術使いの忍者・とんがり丸と、密書を奪うべく追ってきた同じく幻術使いの忍との忍術バトル。
まあその幻術が互いに気の抜けた一発芸みたいなやつで、それに惑わされたというか呆気にとられた相手に一太刀浴びせると「バカめ!それは幻術だ」と言って斬られた相手のターンが始まるというエンドレスバトル(^_^;)
勝負の決め手もまた脱力モノなら、そのオチも脱力もので、思わず独り言のツッコミを入れることを抑えることができませんw

【既刊感想】
ほおじょくまとめ。



マイカタ工業
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中華まんに関する調査報告書
今回は合体していたので2つのサークルの作品を併せてレビューします。
こちらはマイカタ工業のマイカタさんの作品。
主要6コンビニ(ファミマ/ミニストップ/セブン/ローソン/サンクス/ヤマザキ)で販売されている中華まん4種(肉まん/ピザまん/あんまん/カレーまん)の食べ比べをして味や中身のボリュームなどの評価をつけた企画もの同人誌。後ろにはゲストのイラストなども掲載されていました。
6店×4種の食べ比べって…いやあ中華まんは好きだけどさすがにアレですね(^_^;)
コンビニのレジにある食べ物を私はあまり買わないので、店によって同じ肉まんでも中身や肉肉しさが異なるなんて考えもしませんでした。肉まんは肉まんだろ?って…。
特にミニストップの肉まんとセブンの本格カレーまんは食べてみたいなあ。
こういう身近なものの評価企画とか好きですね~

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机上の爪あと
こちらはeinのたかみ弌さんの作品。
高校生時代TRPGにハマったのが高じて、友人以外の校内外の人々を招いたゲーム大会(コンベンション)を開いた経験をもつたかみ弌さん。その経験をベースに創作したのがこの作品。
TRPGのセッションのリプレイマンガというより、ゲームマスターを務める主人公が初めて気安い友人たち以外と卓を囲むことで、それまでの自分の価値観ではうまくいかずに試行錯誤することになる緊張の数時間を描いてます。知りあって間もない緊張している参加者を、発言しやすいようにお話しにのせていく過程や、時間内に終われず閉会後にメンバーを集めて「その後譚」を語ったくだりとか、私は見知らぬサークルさんのセッションにお邪魔したことが1度きりしか無いのだけれど、緊張しぃの私たちを一生懸命楽しませようと心を配ってくれたゲームマスターさんのことを思い出させてくれて、ああやっぱり顔つきあわせるTRPGはいいなあと思わせてくれたのでありました。

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どうせいつかは
こちらもたかみさん発行の同人誌。
IT会社所属絵描きのマイカタさんと、書店員所属絵描きのたかみ弌さんの同棲生活を描いた4コマシリーズの最新刊。
なにかとかまってちゃん的行動をとるマイカタさんと、それにのんびり応じるたかみさんのほんわりした同棲生活が相変わらずウラヤマシイ限りです。
合間に知り合ったばかりの頃の二人が同棲に至るまでのマイカタさん視点のエピソードも挟まっていて、マイカタさんがたかみさんを気に入って、付き合ってくれと押し切るに至る過程が面白い。
振り返ってみれば他人のカップルのノロケ話しを読まされているわけですが、どうにも笑えちゃうんですよね~。

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しょてま[本と付録と特典と]
これもたかみさんの同人誌。
とあるコミックを中心に品揃えする本屋で働く女の子の書店員物語。
書店で働く主人公のお話といえば、久世番子さんの「暴れん坊本屋さん」や、最近のものだと水あさとさんの「デンキ街の本屋さん」なんかを思い出しますけど、お話としてはTwitterでお見かけするような書店員さんの苦労話的なものですね。今回はタイトル通りどんどん過剰になっていくコミックスに付ける付録・特典に、書店員さんがいかにしてコミック本体と組み合わせてシュリンクするか頭を悩ませる、そんな普段何気なく購入しているコミックの品出しって意外に大変なのね、というお話になっています。
コミック専門店だと毎回特典にイラストカードが付いてるのも当たり前になっていて、レジで本のバーコードが読み取れずに四苦八苦する店員さんの姿とかよくお見かけしますしね。なるほどと腑に落ちるところが多くて面白いです。コンビニとか飲食店とか、こういう自分が良く行くお店の裏事情が見えてくるマンガっていいですね。


「しょてま」と「机上の爪あと」はComic ZINで通販が可能です。


【既刊感想】
かたくり総集編
どうせいというんだ


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たかみ弌

はじめまして。サークルeinのたかみ弌 です。
机上の足あと他、お買い上げくださりありがとうございます! 感想を読ませていただきました。作者として、読者の視点的な新たな発見があり、とてもありがたいです。
また手にとってもらえるような漫画を描きたいと思います!
by たかみ弌 (2012-11-19 20:59) 

meriesan

初めまして
著者さんから評価のコメントを頂けるのは大変嬉しいと共にほっとします(^_^;)
同棲本、TRPG本、書店員本とどれも私の興味のどストライクを突かれているので毎回サークルのブースに伺うのを楽しみにしてます。
これからもよろしくお願いします~
by meriesan (2012-12-06 02:23) 

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