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C83 コミックマーケット 同人誌感想2 [同人誌即売会]

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即売会名: C83 コミックマーケット
開催日: 2012/12/29-31
メディア: コミック








同人誌感想2回目です。
年明けても昨年末に購入した本が、積んであるばかりか本屋さんのビニルに入ったまま まるまる残ってるのを見かけたりして早くも鬱な気分になったりしてます。
今年は「溜めない年」にしたいですね。
これがなかなか…なのですが(^_^;)



ウラシマモト
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「SHIMACURE8」「SHIMACURE9」「きのうの島本さん16」
燃えるマンガ家・島本和彦さんの新刊はスマイルプリキュアと島本作品のキャラが登場するパロディ本・SHIMACUREと島本さんのその濃密すぎる近況を綴った本でした。
「SHIMACURE」は前回の夏コミで出た7の続きで、マンガ専門校に一日体験することになったやよいちゃんことキュアピースが、島本さんのスマプリ同人誌で登場した番くんに惚れられたり、講師の赤っ鼻こと某富士鷹ジュビロ先生にいつものダークでSっ気大爆発な指導をされたり、体験入学に紛れ込んだウルフルンやアカオーニたちに邪魔されたりしながら当初の予定より遥かにハードな作品作りに立ち向かううことになりますw
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そしてこのシマキュアシリーズでは恒例のアニメ並の紙面を割いて描かれるプリキュアの変身バンクシーンもたっぷり描かれ、キュアピースのぴかりんじゃんけんなんて都合3回も出てきます!
もうなんていうか全編サービスシーンだらけのエンターテインメント作品ですので、やたら熱血なスマプリを読みたいならぜひお勧めですよ!
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「きのうの島本さん」は何はなくとも相も変わらず濃密すぎる島本さんのスケジュールが凄まじい。ゲームショーでのイラスト描きパフォーマンスに、チャリティー企画への参加のために描いたサイボーグ009の作品作りのエピソードなど。特に島本さんは故・石ノ森章太郎さんから様々な影響を受けているので、劇場版009とはまた一線を画した、原作準拠のストーリーを目指してものすごいエネルギーをかけていく様子は圧巻です。
加えて事務所の大家さんの事情で戦場のような事務所を一旦移転してもう一度戻るという、都合短期間に2回の引越しまでこなす様子も実際の事務所の写真付きで語られ、思わず「うわあ…」となること請け合い(^_^;)
特濃の1冊です。
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1月2日現在は閉じた状態にはなっていますが、島本さんの自家通販の方で今回の同人誌を購入することは可能になると思いますよ。

【既刊感想】
SHIMACURE1,2/きのうの島本さん10,11/ネーム・バーチャルツアー2010
SHIMACURE3~5/きのうの島本さん12,13




金髪堂
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「アオイままのホノオとジューベエ」
こちらは島本さんのスペースに委託されていた一本木蛮さんの同人誌。
昨年末、80年代のマンガやアニパロ好きの人々を描くアオイホノオとも通じるテーマを扱った作品「同人少女JB」の2巻を発売された蛮さん。JBの作品作りには本来の編集者の他に島本さんのアドバイスも大いに参考にされているというくらい強い繋がりがあり、この本ではそんな一本木蛮さんが敬愛してやまない島本さんとのエピソードを、JBのヒロイン・ジューベエとアオイホノオの主人公・焔燃とに仮託して語っています。
もうどんだけ島本さん好きなんだよっていうくらい全てのページから愛が溢れだしていて、焔クンからマンガづくりにおけるカッコいい言葉を引き出したかと思えば、一転島本さんの苦手ぽい恋愛方面の話を向けていじりまくるというなんていうか「イチャイチャしてる同人誌」なんです(^_^;)
でも島本さんのファンである私にとってはどこもかしこも貴重な島本さん自身の語らない島本像を引き出している作品として必読の同人誌になっていることは言うまでもありません。
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【既刊感想】
『アオイホノオ的に』島本兄ィ!!と。
アオイ同人少女と島本さん




JEWELBOX
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「バーサス・アンダースロー総集編」
先日「GUNSLINGER GIRL」を2002年の連載スタートから10年余りを経て遂に完結させた相田裕さん。
その相田さんが描く青春劇「バーサス・アンダースロー」シリーズが総集編としてまとめられました。
前回の同シリーズの最新刊「ダッシュ・ダッシュ!2」の発行が2010年の8月でしたから実に2年半近くを経てダッシュ・ダッシュ!のエピソードが完結されたことに嬉しさを禁じえません。
お話は中学時代周囲に注目される野球少年だった烏谷が、挫折を経験し、高校生になって体育会系のノリの生徒会に入ったことで出会う青春劇。
生徒会なのに度々ムチャぶりする女生徒会長に振り回される形で、夢を失ってしまった少年の中に何かが灯っていく描写や、それを周りで見ていた他の生徒会の面々にも波及して少しずつ心情が変化していく流れが好きだなあ。全体の雰囲気も「熱血!」ていうむせ返るほどの体育会系のノリではなくて、むしろ文系のちょっと醒めたカンジの面々が会長に振り回されることで徐々に影響を受けていくカンジが相田さんらしい。
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メロンブックスにて書店委託がされているそうですよ

【既刊感想】
バーサス・アンダースロー/チェンジ・オブ・ペース/ダッシュ・ダッシュ!
ダッシュ・ダッシュ!2




満月亭
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「のひめたおやか」
こちらは昨年夏コミ(C82)での新刊になります。
サークルチェックから漏れちゃっていたかな?と思ったのですが、あとがきマンガの方で満月亭さんが落選し、他の知り合いのスペースに置いてもらっていた経緯が掲載されていて納得。その辺のやり取りも面白おかしく綴られています。
さて、土地の神様の のひめさんや八百万の神様たちがわいのわいのと毎回様々なお祭り騒ぎを起こすのが楽しい本作。今回は将棋・けん玉・寅次郎wと、下町情緒あふれるというか昭和な雰囲気。
まったりのんびりした神様の、数百年単位で行われる気の長~い将棋だの、「どんなに下手くそな人でも絶対一発で玉を乗せられるけん玉」に脱力ものの仕掛けが施されていたり、変身して人間を驚かしながら諸国をさすらう神様が、この土地の子供にさっぱり驚いてもらえず、むしろ変身ショーの役者としてウケてしまったり、数百数千年単位で生き続け、基本ヒマ人(神)である神様たちの楽しい刺激に対するノリの良さがとてもイイ。
かといえば最後にちょっとホロ苦いお話が配されていて、ラストに描かれる夏の昼下がりの静寂感で〆るあたりも好きですね。
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ComicZINに委託されていますよ

【既刊感想】
のひめおかぐら/のひめあひみて
のひめにぎたま




ミュンヒハウゼン症候群
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「農業をする蟻」「みんなのミステリー全集」
毎回可愛らしい女の子の絵柄でアリの奥深い世界を紹介してくれるありんこシリーズ。
今回は「農業をする蟻」ということで、毎日巣のありんこ総動員で葉っぱを切ってせっせと巣穴に持ち込む「ハキリアリ」と、小学校の理科を思い出して懐かしくなるアブラムシから蜜をもらう代わりに外敵から護る「ミツバアリ」が掲載されていました。…ていうかアブラムシから蜜をもらうアリに種類なんて有ったんですねアリンコはひとくくりでアブラムシから蜜をもらうものだと思ってました(^_^;)
働きアリや女王アリ、兵隊アリなど主役であるありんこたちはもとより、アブラムシを狙うてんとう虫など、つぶらな瞳の可愛らしい女の子キャラたちが、種類ごとにアイコンのように群れをなして描かれるのを眺めるのは毎回楽しいですね。(×_×;)みたいな飽くまで可愛らしい雰囲気は崩さずにシビアな昆虫たちの世界を描く為、幼児や小学生低学年向けの理科の副読本として発行しても何ら違和感がないくらい面白さとタメになる度が両立された良いシリーズだと思いますよ。
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一方「みんなのミステリー全集」は私がミュンヒハウゼン症候群さんを知った頃に出ていた最新刊を最後に、これまた2年半ぶりくらいにまとまって書き下ろしを加えてまとまったシリーズです。
ありんこシリーズより前の作品ですね。
内容はムーとかで話題になるような有名な怪奇伝承やら超能力の類…「UFO」とか「つちのこ」とか「スプーン曲げ」とかをミステリー研究会(その名もミステリーサークル)の女子高生3人娘たちが楽しくぐだぐだにそれぞれの謎に迫る、というお話。ブームの頃、つちのこ捕獲に億単位の懸賞金が懸けられていたのはうっすら憶えていたのですが、今は100万円なんですねー… ていうかツチノコブームが去って正直忘れ去られた今もって懸賞金がかけ続けていることにちょっとびっくり。
幽霊の正体見たり ってカンジでそれぞれのミステリーの真実(の一説)をやってみせる展開はどれもこれも「へー」と思わずこぼしてしまうものばかり。可愛いキャラで面白いところに科学を結びつけるところはなんか「まるちぷるCafe」さんの作品と共通する面白さがあります。
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【既刊感想】
放浪する蟻 カタグリフィスは道に迷わない
蟻の話
王座を奪う蟻
みんなのミステリーUFO




まるちぷるCafe
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「砂塵」「でもくらHEART」
確かコミティアの100回目の時でしょうか、こちらのサークルが本の形態で出していた作品を電子版で頒布し始めたのは。
勿論今では電子書籍の形態で同人誌を発表される事自体は珍しいことではありません。
専用の業者があって、そこで様々な同人誌の販売を請け負っているサイトはあります。
そこへ作家さんが本の形態で頒布したものを後日それらの業者に委託する場合もありますし、最初から刷らずに電子書籍のみで公開する方もいらっしゃいます。
ただこちらのサークルの電子版が面白いのは、それらの業者に原稿を預けるのではなく、サークルスペースで注文窓口を設け、その場で決済手続きをして、電子版を見られるチケットを発行してみせるという自己完結型の多分に実験的な印象を受ける独特のものでした。なんていうか自分で始めっから最後までやってみて、電子書籍の可能性をあれこれ考えていらっしゃるというのは、電子書籍に限らず今までも様々なテーマを明確に打ち出して作品作りをしてきた好奇心と行動力の塊である なかせさんらしい。そして今回入手した2冊の同人誌は、書籍の形態で購入したのですが、そんな電子書籍をメインに据えた実験的な要素を組み込んだ作りをしているのです。
それがマンガのコマの配置。
いつもの縦書きの吹き出しに、右から左に流れていくマンガではなく、ゲーム雑誌で連載されているマンガによくある左から右に読み進める形態、かつ吹き出しも横書きになっています。これは電子書籍のひとつの利点である海外に向けた作品発表を意識したつくりなのだそう。
拝見してみましたが特に違和感などはなく、もともと理系の雰囲気が非常に強いなかせさんの作品ゆえか、横書きのセリフもすんなりと入ってきていつものように楽しめました。
作品自体もいつものように読み応えのあるもので、でもくらちゃんの久々の新作で「はないちもんめ」のくだりをはじめ、へーとうならされる雑学的なものが組み込まれていたり、読み終わったあと強く印象づけられるテーマ性の強さ、それを伝える表現の巧みさは相変わらず凄いなと思いますね。
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というわけで作品はその気になればこちらの「まるかふぇ電書」のサイトで手軽に購読がができるようです。
同人誌で購入するより安く、かつモノクロの作品がカラーで読めたりする付加価値があるそうなので、ここで読んでみるのもアリかもしれません。



サマーギフトくらぶ
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「てんねんのともだち」
アニメ「スマイルプリキュア」の二次創作のギャグ漫画です。
もうすぐスマプリも終わりますね~
私が観ているアニメはほぼこれだけで、今は好きなアニメでも二次創作系自体にはあまり執着が無いので、私にとっては島本和彦さんと並んで数少ないプリキュア系同人サークルさんでもあります。
ギャグ漫画なので「読んでみてください」という以外にあまり内容について語る必要は感じないのですが、ボケボケのブライアン登場と、人間サイズのロボ姿のまま戻れなくなったみゆきを掛けあわせた話とかれいかの祖父が実はプリキュアの大ファンで、おっさん連中で劇場版を観に行き、居酒屋でプリキュアを肴におっさんトークする話とかちょっと自虐的な意味も含めて特に良かった。サドル盗まれた自転車に慌てて飛び乗って、刺さったケツを押さえるプリキュアとか、萌えのへったくれもない徹底して笑わせにかかるスタイルが好き。
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ともよしおっさん
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「もじゃこ」
サークルカットが気になって伺ってみました。
虫が大好きな女の子・もじゃ子と、彼女に惚れて生物部に入ってしまった虫嫌いの橋守クンのラブ(?)コメ4コマシリーズ。
モジャ子は気になるんだけど、彼女が大好きな虫には近づくのも大嫌い。
けれど小さな虫たちに目を輝かせるモジャ子が大好き、というこの近づきたいんだけど近づけない感じがいい雰囲気です。ヘタに恋のライバルとか人間同士の駆け引き的なやり取りが無い、人間関係では基本「二人の物語」なのが甘酸っぱさを堪能できていいんですよね。
虫に夢中になってるモジャ子をすぐ近くで飽くこと無く眺めてる橋守クンという図がなんかいいなあと。
モジャ子が橋守クンを恋愛対象として意識する時はやってくるのか?
そんなまったりしたふたりの関係を見守って行きたくなる作品ですよ。
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