So-net無料ブログ作成
検索選択

ダン・ダ・バーバリアン [アクション]


ダン・ダ・バーバリアン 1 (バーズコミックス)

ダン・ダ・バーバリアン 1 (バーズコミックス)

  • 作者: 井上 三太
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/02/24
  • メディア: コミック


ワイルドでチョ~~セクシーだよね~

むせ返るほどに視界を埋め尽くす原色の緑―
それはどこまでも続く、鬱蒼としたジャングル。
ホゥー ホゥー とどこからか鳥の鳴き声が響き渡り
あちらこちらに自生したシダ類を踏みしめる、獣たちの息吹を感じる。
ギャアアアアァァ…
突如沸き起こる悲鳴。
それは木々に反射して、こだまのように木々の間を駆け抜け、
続いてそれを追いかけるように全身を震わせるような咆哮が響き渡る。
それはまるで場違いな男女だった。
アメカジの服装に身を包み、必死に逃げ惑うその姿は完全にシブヤ系のそれであったし、
彼らを本日のランチとして美味しくいただこうとしているそれは、二本の脚で立つ巨大なトカゲ
―すなわち恐竜だった。
ここは「シヴヤ」、原始の時代。
彼らは遥か未来からこの地に放り込まれた「ゲンダイノワカモノ」たちだった―

月刊コミックバーズにて隔月連載。
本日は「TOKYO TRIBE」シリーズ 「隣人13号」などの著者でもある
井上三太さんのコミックをご紹介します。

9歳までパリで育ち、時折帰る日本でマンガの影響を受けたという井上三太さん。
実は「ピンポン」や「鉄コン筋クリート」などで知られる松本大洋さんの従兄弟に当たる方だそうで、
まるでサインペンのような筆致でザクッザクッと削りだした伸びのある描線に、
海外マンガにみられるようなカッキリした陰影で力強く人物を浮かび上がらせる絵を拝見すると、
やはりそうなんだなあと得心がいきます。

本作のストーリーは、シブヤをうろつくチャラいカンジの現代の若者達が、
謎の機関の実験材料として連れ去られ、そこでタイムマシンに乗せられて原始時代に放り出され、
恐竜に襲われたり原始人たちに出会ったりするサバイバルアクションです。
話しの筋も単純ながら、そこから感じられるテーマも至ってシンプル。
それは“力ある者が正義”という単純な理屈。
獣を追い、集落に日々の食料をもたらしてくれる男がもてはやされ、
その力強い体躯に女はメロメロ…という、フクザツな文化とか文明とは程遠く、
単純明快でだからこそ力強い、原始の時代の男たちの姿がふんだんに描かれます。

img864.jpg

それに対して現代のシヴヤから否応無しにこの地に放り出された若者たちは、
運の悪い者から呆気なく殺されていきます。
現代人としてのアドバンテージである文明の利器はあるものの、
1巻では突如集落を襲われ妻と子を奪われた勇者・ダンが、彼らを窮地から救ってくれ、
主人公の彼女(?)のヒロイン(?)に至っては、あっさりとダンに一目惚れして身体を許しちゃうという
尻軽さを見せ、実にいいとこナシなカンジ。(;´▽`A``
2巻では敵対する部族に攫われた妻子を取り戻そうとするダンを助けに行くのを、
若者たちが彼ららしさでサポートする展開になりそうなのですが、
いかにも頭の悪そうな彼らがどのような活躍を見せられるのかが楽しみな作品ではあります。
ただ、力も知恵もサバイバル能力もダンの方が圧倒的に高そうなので、
文明の利器を隠し持っているとはいえ、現代人の彼らに存在感のある活躍が見せられるのか、
不安であったりもします。これをアキバ系のダサ男たちが主人公にしたなら、
妙なオタ知識が期待できるのですが…どうなんでしょうね。(;´▽`A``

img865.jpg

ともかくも、小難しい心配はとりあえず置いといて、単純明快で力強いリズムのこのマンガは、
読後に「あー面白かった」と満足すれば良い作品なのかなと思います。
サバイバルアクションと言えば、最近読んだ「自殺島」が思い起こされるのですが、
それとは実に対照的な、ノリと勢い、そしてむせ返るほど緻密に描きこまれた背景や
恐竜、巨大ゴキブリ、そしてただ奪い、犯すためにやってくる敵部族などと戦う一行を
ハラハラしながら読むエンターテインメント作品であると思います。
ワイルドでチョ~~せくすぃなカバー裏も必見です!w

井上三太さんのHP → SANTASTIC! ENTERTAINMENT TOKYO
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
ブログパーツ