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番線 [コメディ]


番線―本にまつわるエトセトラ (UNPOCO ESSAY COMICS)

番線―本にまつわるエトセトラ (UNPOCO ESSAY COMICS)

  • 作者: 久世 番子
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: コミック


前人未踏!前代未聞!
番子さんの新コミックエッセイがスタート!!
番子さん アンタ最高に輝いてるYO!!


無類の本好きで元書店員でオタクで漫画家!
そんな No book No Life ! で R.O.Dな道をゆくビブリオマニア・久世番子さんの
本にまつわるエトセトラを描いたエッセイ本をご紹介します!

気がつけば久世さんの作品をご紹介するのは今回が3冊目。
遅れてきたファンとしては、今回の本は全1巻ですが
一本好きの個人としての共感できるエピソードや、本作りに関わる人々の
その活字にまみれた仕事っぷりとか、日本が誇る書物の宮殿・国会図書館と
そこで働く人々のお話など、ミクロからマクロまで本好きの人にはたまらないお話が目白押しです!

ウンポコにて連載。全1巻。
「暴れん坊本屋さん」「私の血はインクでできているのよ」など、ご自身の幼少時代からの
オタク人生や、書店員時代の経験を猛烈なボケツッコミのギャグエッセイで描く久世番子さん。
「暴れん坊~」では本屋さんの業界の話や、買いに来る困ったお客さんの話、
そして「私の血は~」では青臭さ全開だったご自身の同人少女時代の話と
「こういう人いるのか~」とか「本屋ってこういうところなんだ~」とか、
私にとってはある意味自分の知らない世界を紹介してくれた本だったのですが、
今回の本はそういったエピソードも入れこみつつ、しかし「あー私もあるある!」という
共感できる一個人のエピソードが多めなのが良かったです。

例えば最初のエピソードは「本の貸し借り」に関するお話。
みなさんも自分が好きな本を他人にお薦めした経験はおありではないかと思います。
しかし本が返された時 「…あれ?」と違和感を感じたりはしなかったでしょうか。
それはドッグイヤー(ページの端を折って目印をつける)だったり、
読書を中断してひっくり返した時についたページの変な折れ目だったり、
ついてた帯が無くなってたり、神経質な部類になるとカバーの細かい擦れまで…
他人に貸し出す以上はその辺は覚悟すべきだと私も思いますが、
どうしても目には付いてしまうもの。
それを江戸後期の学者・本居宣長さんの貸し借りに関する随筆を引き合いに出しながら
本好きの哀しい性をえぐり出してくれます。
そうそう、それから本を持っていくときに入れる袋に気を使うなんて話も分かりすぎる…!

そしてTwitterでも本好きの方のちょっとした誇りであり、そして最大の悩みでもある
「蔵書の収納」問題。
Twitterでも度々そういった話題はお見かけし、たまにその凄まじいばかりの本棚の様子
アップしてくださる方がいて、ちょっと本を読む人間だと思ってる自分のちっぽけな自尊心など
ぶち壊してくれる凄まじい書棚に毎回驚かされたりするのですが、
日々一方的に増え続ける蔵書の収納に悪戦苦闘する番子さんのお話と、
究極は「本棚レス」という倉田英之さん以外にそんな人居たんだ、と衝撃を受けたりした
番子さんの身近の人たちのやり繰り(?)は実にバラエティに富んでいて面白いです。

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その他 戦後からの教科書を4万冊も所蔵している「教科書図書館」で
「国語」の教科書に掲載された心に残る物語を紹介したり、
全てが人よりも蔵書を護ることに造られた「国会図書館」の驚きの設計思想、
かと思えば本好きが思い思いの本を持ち寄って開く本のフリーマーケット
「一箱古本市」の模様など、本に携わる業界のお話もありましたが、
一個人がその気になれば行くことができる面白スポットも見所です。

も、とにかく「番子さん、どんだけ本好きなんだよ!」と(;´▽`A``
頼もしくもありカッコよくもあり、本当に魅力的な方だなあと思いますね~


久世番子さんのblog → 番子帖
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