So-net無料ブログ作成
検索選択

ばくおん!! [コメディ]


ばくおん!! 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

ばくおん!! 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

  • 作者: おりもと みまな
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2012/03/19
  • メディア: コミック


バイクに乗ればワクワクできる?
心にぽっかり空いた穴を埋める為にバイクに乗る?
大自然と一体になれる?
なんでバイクを語る言葉はこんなにも陳腐なんだ!!


「バイク×JK」という組み合わせに、私は失礼ながら最初「自転車×美少女」の流れに便乗した微妙に安直なテーマだなあとぼんやり思っておりました。
バイクの免許も持ってないし、特にバイクが好きというわけでもない私。
妙にマニアックでスペック自慢されても解らないし…とも思ったものの、自転車ではなくバイクと女の子との組み合わせは珍しいといえば珍しかったし、掲載誌がバイクの情報誌ではなくヤングチャンピオンだったことから、とりあえず読んでみるか~ という感じ。
なんなら「はずれ」でもいいやみたいな(;´∀`)
しかし中身を読んでみるとこれが意外と面白くてイケる。
タイトルや表紙の眉の太めな女の子の絵からなんとなく想像できるかもしれませんが、けい○ん!!みたいなノリなのです。それがそれほどバイクの知識がない人間でも十分に楽しめるというか…もちろんバイク好きな方であればこだわりを語るキャラクターも出てきますのでより楽しめる物語になっていると思いますよ。
それではご紹介してまいりましょう

ヒロインの佐倉羽音(さくら はね)は、素直で天然ボケが入ってて人見知りしなくて…何度も出して申し訳ないのですが「けい○ん!!」の唯ちゃんみたいな性格の女の子。話は彼女が入学初日から坂の多い学校への自転車通学にへこたれていたところに、偶然バイクで通りすがった同級生の天野恩紗(あまの おんさ)を見かけ「バイクのほうが楽そうだなあ」というなんとも素直な感想を持つところから始まります。
恩紗はバイクに非常に思い入れのある女の子。昔からバイクが大好きで、免許を取得できる年齢になるや早速手に入れ、バイク通学OKなこの高校を選んで入学したほど。ようやく坂を登り切ってやってきた羽音が自分のバイクを撫で回すがごとく羨ましがっているのを知ると、バイクに興味を持ってくれたのが嬉しかったのか羽音にバイク部に一緒に入部することを薦め、それがきっかけとなって羽音は自動二輪の免許証を取るべく教習所に通うことになります。

img757.jpg

1巻では「メンキョって?」と言っちゃうくらいバイクに対する知識が全くない羽音ちゃんが、バイクの免許を取得して皆でツーリングに行くまでを描くのですが、この全く知識ゼロの羽音ちゃんがバイクへの思い入れが強くてすぐに「バイク乗りのロマン」を語っちゃう恩紗を天然でスルーしてみせたり、バイク漫画にありがちな「バイク=人生」みたいなロマンチシズムを(良い言葉が浮かばないのですが)茶化してコメディにするような内容が随所に出てきてこれが面白い。恩紗が度々ドヤ顔しながら羽音の反応を見るコマとか秀逸です。
キャラクターとしては他にも、ずっとフルフェイスのヘルメットをかぶり、全く言葉を喋らない謎めいたバイク部の部長・来夢(らいむ)先輩や、スズキのカタナというバイクに異様にこだわりのあるちょっと意地っ張りな女の子・鈴乃木 凛(すずのき りん)、そして「バイクといえば『ワル』の乗るもの!」という80年代バイクブームの影響を強く引きずったお金持ちのお嬢様・三ノ輪 聖(みのわ ひじり)らが登場し、ゆる~くバイクと付き合っていく様子が描かれます。

img755.jpg

バイクマンガといえば
バイクに乗って風になったり
バイクで事故って亡くなった親友がいたり
皮ジャン着てワルぶった男が出てきたり
メーカーがどうの、スペックがどうのと次から次へと解らない言葉が出てきたり
そういったバイク乗りの方にはたまらないのであろう男の子の世界みたいなやつを体現しようとする恩紗や鈴乃木に対して、非常にライトな視点で羽音が素直な感想を吐いてくれる。
別に否定しているわけではないのですが、正直に「ピンとこないけどなんとなくわかるよ」っていうスタンスがとても共感できる。
羽音には家計を預かるよくできた妹がいたり、両親が家にいなかったり、ぽやぽやんとした性格といいクドいようですが「け○おん!!」のパロディ?と思わせる設定やエピソードが出てきたり、バイク乗りの「あるあるネタ」みたいなのもふんだんに取り入れられていて肩に力入れずに読むことができる気楽さ、そしてそのコメディの中にバイクに乗ることで得られる楽しみのようなものも描かれる。これがいいんですよ。

img754.jpg

なんだろ…「可愛いくてちょっと個性的な女の子となにかをかけ合わせただけのマンガ」と否定的に感じていたのではありますが、悔しいけれど巧いというか、都合のよいファンタジー設定も笑わされてしまうというか…
笑わされたら負けです。面白いと私は思いますw


おりもとみまなさんのTwitter
おりもとみまなさんのpixiv
女性のバイク教習体験記 → バリオス2/balius2-life
 →おりもとみまなさんの2/20のTweetより。とても興味深いです。
  劇中で登場するバイクの引き起こしのエピソードの見方が変わりました。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ブログパーツ