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暴れん坊本屋さん [コメディ]


暴れん坊本屋さん (1) (Un poco essay comics)

暴れん坊本屋さん (1) (Un poco essay comics)

  • 作者: 久世 番子
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: コミック


「作者の地元だからですがなにか!?」

久世番子!
とある地方の書店員兼、マンガ描き。
そんな久世さんが、ご自身の書店員としての経験を
ハイテンションなコメディタッチに描いたエッセイコミックが今回ご紹介する作品です!
以前著者が漫画家になるまでのあれやこれやを描いた自伝本
「私の血はインクでできているのよ」をご紹介しましたが、
どちらかといえばこちらが代表作になると思います。
これを読むと「本に囲まれて楽しそうな職場だなあ」というぼんやりとした憧れを持っている
私のような人間には、その舞台裏の悲喜こもごもが読めて
結果ますます憧れが強くなること請け合いですw

雑誌ウイングスとウンポコで連載。全3巻。
本屋さんを舞台にしたマンガと言ったらコレ!
と必ずマンガ読みの方の話題に上るこのマンガ。
遅ればせながら私も読んでみました!
もうたまりませんわぁ~ ノンストップで一気に読めましたわぁ*・゜(n‘∀‘)η゚・*
いきなり最初のネタがご自身の初単行本をこっそり職場の本屋の一番目立つところに
9面平積み(台の上に表紙が見えるようにして9冊ずらりと並べる超目立つ置き方)
で置こうとして、同僚のコミック担当ハチさんに胸ぐらつかまれながら
ツッこまれるこのマンガ。
1回6~8ページの紙面は始めから最後までハイテンションです。

本屋さんのマンガといえば、私のお気に入りでもある
磯谷友紀さんの「本屋の森のあかり」とか、最近では若狭たけしさんの「本屋さんにききました。」
などで描かれてるような
「様々な本に日々触れて創意工夫しながらお客さんに手にとって貰うやりがいのある仕事」
という一面がある一方、もちろんそういった側面もあるけれど、
久世さんの本では書店員さん自身がナマのバックヤードを描いているだけあって
日々のルーチンワークを面白おかしく紹介してくれてもいます。

それは毎日山のようにやってくる新刊の雑誌・書籍を箱から取り出し、コミックスにはシュリンク
(本についてるビニルカバーですね)をかけたり、雑誌と付録をくっつけて紐で縛ったり、
それらを棚をいじって配置していく開店前の力仕事から始まって、
レジ打ち、お客さんからの「あの本売ってない?」という相談への対応、
本を宣伝する自作のPOP作り、お客さんの動向を読んだ取次ぎ業者への
本の追加注文業務等の瞬発力や商品知識を問われる仕事等、
そこで使われるテクニックや駆け引きといったものや、
ヘンなお客さん、困ったお客さん、更には万引きするような最悪なお客さん(;´▽`A``への対応など
お客さんとして訪れる私達の近くで黙々と立ち働いている彼らが
日々どんなことを考え、私達をどのように見ているかということが見えてきます。

img534.jpg
時に久世さんならではの視点として、冒頭でも出てきましたが書店においてもらう
「自身の単行本」を持つ漫画家の立場から描いているのも面白い!
その書店に何冊新刊本を卸すかは、最終的に本屋ではなく取次業者が決めるのですが、
自身の単行本が2冊、あるいは1冊しかやってこないこともあったりして…
もうそのやるせない久世さんの表情に、悪いですけど吹き出してしまいました。(;´▽`A``

中でも久世さんの特筆すべきは、その物事の表現力!
膨らませて大げさにして面白おかしく描く表現が抜群に上手いんです。
力強い手書き文字でのツッコミとかも含めて画におけるインパクトは
このテのエッセイ本の中では頭一つ抜けているかなと。
疲れてるときとかにも読めます!
一気に読めます!w


久世番子さんのblog → 番子帖
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