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ラ・プティット・ファデット [スリル/サスペンス]


ラ・プティット・ファデット La Petite Fadette

ラ・プティット・ファデット La Petite Fadette

  • 作者: しかくの
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2009/07/29
  • メディア: コミック


悪魔め 悪魔め お前でなければこんなに掻き乱されたりしなかったのに

19世紀初頭のフランスの とある農村を舞台にした愛憎劇
ジョルジュ・サンドの「愛の妖精」という小説を下敷きにして
氏がミステリ風に仕上げたマンガ…とあり
「本格ミステリ的再構築」と 綾辻行人氏が帯に言葉を寄せていますが
私としては「愛憎劇」だなあと思いました

その乗客は 静か過ぎたのだ―
とある列車で乗り合わせた静かな男
探偵小説を読む男に 彼は「自分の考えた小説を批評してくれ」と頼む

とある農村に美しい双子の兄弟が生まれた
体は弱いが情け深く内気な シルヴィネ
体が丈夫で自立心が強い ランドリー
生まれたときから二人はいつも一緒だった
しかし農家の作物が雹に襲われたその年
二人に決定的な別れが訪れる
二人のうちのどちらかが隣村に奉公人として出るよう父に告げられ
思い悩んだ末 ランドリーは自ら奉公人を買って出る

新しい奉公先で真面目な働きぶりが評価され
奉公先の家族にも頼られる存在となったランドリー
折に触れて実家に帰ってくるたび ランドリーが一人前になっていく姿に
シルヴィネは以前はランドリーが褒められても貶されても自分のことのように
感じられていた自分が やがて嫉妬の心をもってしまうことに気づき
更には自分がランドリーを思っているほどに
ランドリーは自分のことを大切だと思っていないのではないか?
そう思うといてもたってもいられず シルヴィネは発作的に家出をしてしまいます

シルヴィネを探して村中を探し回るランドリー
そこへ魔女と呼ばれ恐れられる婆の孫で 色黒で痩せぎすなことから「蟋蟀(こおろぎ)」
と呼ばれる村の鼻つまみ者ファデットが現れ 「兄の居場所を教える代わりに次の祭りで
自分以外の者と踊るな」 という交換条件を持ち込みます
それが縁で ランドリーは このみすぼらしく狂ったように村中を駆け回っていたこともある
ファデットが 踊りがとても巧いことや 薬草の扱いに長けていること
そして彼女が実は心の優しい娘であることに気づき惹かれていきます

img061.jpg
ランドリーの心を奪ったファデット
シルヴィネはファデットに嫉妬し 苦しみます
そんなシルヴィネが最後に選んだ道とは
そしてその後のどんでん返しが非常にドラマチックな作品です
最初は豪快で粗野な行動が目立っていたファデットが
恋を知って見違えるように美しくなっていく姿も見どころですよ~

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